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【HERO LEGEND】佐藤嘉洋<02>「男版蒼井そらになり凱旋」

Yoshihiro Sato

【写真】英雄伝説での定期的な活動も視野に入れる佐藤。英雄伝説の可能性の高さと受け取れる発言だ (C)CFP

5月17日(土・現地時間)に中国は広東省深圳(シンセン=シェンデン)市の深圳体育館で開催された英雄伝説2014世界搏撃王争覇戦in深圳」で、シュー・イェンと戦い結果的に世界72キロ王座を獲得した佐藤嘉洋インタビュー、後編。

今回の王座の獲得の裏にあったこれまでの連敗中の成長、そして今後の対世界観、英雄伝説での活動について語ってもらった。
<佐藤嘉洋インタビューPart.01はコチラから>

――ペットマンコン戦も2Rにダウンに奪われての判定負けでしたが、1Rから右ローをかなり効かせていましたね。

「はい。あの試合はちょっと記憶が曖昧なんですけど(苦笑)、でも攻撃力そのものも上がっていると思います」

――連敗が続くと、そのまま落ちていく選手がほとんどですが、佐藤選手の場合は必ずそこから復活しますよね。生命力…というと失礼かもしれませんが、そういったものを感じます。

「もしかしたらそれが僕の才能かもしれないです。あとは他の選手は結果が出なくなると、トレーナーを変えたり、ジムそのものを変えたり、そういう変化を求めると思うのですが、僕の場合は完全に名古屋JKファクトリーでの練習を幹にして、そこにプラスアルファするだけなんですよ。キックを始めて小森会長以外にミットを持ってもらったこともないですからね。根本的にやっていることが変わらないのがいいのかもしれません」

――まさにイェン戦はそんな佐藤選手の底力を感じた試合でした。その一方でイェン・レベルの選手には圧倒できても、世界トップレベルの選手には勝てない。そこが最近、佐藤選手がぶつかっている壁だと思います。ご自身ではそこをどう捉えていますか。

「イェンを圧倒できたことは嬉しいです。でもそれと同じことをジョルジオ・ペトロシアン、アンディ・リスティ、ダビット・キリアに出来るかどうかは分かりません。やってみないと分からないですけど。ただイェンを圧倒する試合を出来たという意味で、自分はもう一度、世界のトップに挑戦してもいい選手だと思っています。だから自分のレベルを上げて、再び世界のトップファイターに勝つことを目指していきます」

――佐藤選手の次戦は8月24日のKrush名古屋大会に決まりましたが、今後の海外での試合について聞かせてください。

「英雄伝説の試合が終わってからも、いくつかの海外プロモーションからオファーをいただいています。もしかしたら昔の名前でオファーが届いているだけかもしれませんが、僕は試合内容が評価されているからだと信じているので、そこは自信を持っていこうと思います」

――世界の70kgという部分ではGLORYでペトロシアン政権が終わり、リスティ、キリアとタイトルが移動している混沌とした状態です。佐藤選手はこれをどう見ていますか。

「リスティにはKO負けしましたが、僕は今でも総合力で考えるとペトロシアンが世界の頂点だと思っています」

――では打倒ペトロシアンが目標ですか。

「そうです。あとは英雄伝説というプロモーションは本当に素晴らしいイベントだったので、これからも継続的に参戦したいと思います」

――英雄伝説を主戦場の一つに考えていると?

「僕はそのつもりでいますよ。今回の試合結果が覆ったことを含めて、英雄伝説の真摯な姿勢と対応に感動しました」

――米国をターゲットに活動しているGLORY、日本で新体制としてスタートするK-1についてはいかがでしょうか。

「オファーがあれば。あとは条件次第ですね。正直、どちらもかつてのK-1MAXほどダントツに地位と名誉があるわけではないと思うので、以前、僕がK-1MAXの世界王者を目指していた時のような感覚ではないです。それこそ英雄伝説は中国全土に生中継されて、約3億人が視聴していたと聞いています。もしかしたら英雄伝説の方が英雄になれる可能性があるかもしれない。

英雄伝説のタイトルをかけてブアカーオやアルバート・クラウスと戦う可能性もあるわけで、そういう選択肢があってもいいですよね。中国では蒼井そらが超人気なんですけど、僕も男版の蒼井そらになって日本に帰ってきたいと思います(笑)」

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