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【Superior C】不可解判定にクレメンティ、王座奪取ならず

2011.05.01

<SCライト級王座決定戦/5分3R>
レザ・マダディ(スウェーデン)
Def.判定3-0
リッチ・クレメンティ(米国)

ペルシャ風ダンサーの踊りに先導され、ケージに現れたマダディ。前日の公開計量ではクレメンティに突っかかり、頭突きを入れんばかりにエキサイトしていたが、金網でも睨みをきかせ煽り続ける。クレメンティも、この挑発に乗ってしまい、試合は感情が先走ったゴチャゴチャの展開に。

テイクダウンの攻防の際も、マダディが独創的な回転系の動きを見せ、クレメンティもつられてテイクダウンの応酬や、激しく上下が変わる展開に。試合はそのまま、グラウンドの激しい攻防が続くが、三角絞め、腕十字、そしてリアネイキドチョークと攻めに出るのはクレメンティだ。ただし、マダディもエスケープ能力には長けており、クレメンティの仕掛けをスルスルと逃げていく。


と、クレメンティはスタミナ切れを起こし、自滅状態に。とはいっても、マダディはそこからフィニッシュに向かうこともなく、試合はタイムアップに。結果は、地元マダディが3-0で判定勝ちを収めたが、その地元ストックホルムのファンからも、判定に対して否定的な声と、クレメンティを倒したヒーローを歓迎する声と、対照的な反応が起こった。

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