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【ONE107】突然の難敵=バウシュト飛来、エドゥアルド・フォラヤン「自分に自信を持っている」

Eduard Folayang【写真】今回の試合結果は、エドゥアルドにとって進退が掛かってくるような大きな一番だ(C)MMAPLANET

31日(金・現地時間)にフィリピン・メトロマニラはパサイ・シティのMOAアリーナで開催されるONE107「Fire & Fury」で、エドゥアルド・フォラヤンがオランダの新鋭ピーター・バウシュトと対戦する。

本来アメド・ムイタバと対戦予定だったが、負傷欠場により難敵を母国で迎え撃つこととなった。188センチの長身、立っても寝ても長いリーチが武器のダッチMMAウェルラウンダーのバウシュトに対し、タフな2019年を過ごしたフィリピンのエースが、自己の存在証明を賭けた一番に臨む。


──対戦相手がピーター・バウシュトに変更されたことをいつ知りましたか。

「今から1週間ぐらい前かな。試合までほとんど2週間になっていたから」

──つまりアメド・ムイタバ戦に向けて、練習のピークを終えようとしていた頃ですか。

「その通りだよ。でも、少しはアジャストする時間はあったよ」

──しかし、サイズやスタイルを考えると大きなアジャストが必要になるような相手です。

Buist「そうだね(微笑)。今、7連勝中でサブミッションでもKOでも勝っている。なんといっても身長が高い。

前の対戦相手とは数字上で7、8センチ、本当はもっと違うだろうね。これまで188センチの相手と戦ったことはないしね。とにかく、あのリーチの長さは脅威になるだろうから、どのように戦うか解決方法を見つけ出さないといけないね」

──緊急事態かと……。

「でも映像もチェックしたし、どう戦うか……。そうだね、彼の穴も見えつつある。それをどう試合で実際にはめ込むかだね」

──それだけ落ち着いていられるのが、またエドゥアルドらしいです。

「う~ん、そりゃあ驚いたよ。だって試合まで2週間少しで対戦相手が代わってしまったんだから。でも、僕らが戦っているのはそういうスポーツだから。いつ、そういう状況になるのかは、常に覚悟しておかなければならない。こうなると、もう新しい相手のチェックをできるだけするしかないからね」

──正直、コイツは嫌だな。他の相手はいないのかと思うことは?

「アハハハ。僕にはオプションがなかったから。ピーター・バウシュトが僕に対しアドバンテージがあるように、僕も彼に対してアドバンテージがある。自分に自信を持っている。だから、断る理由はなかったよ。ただ、前に進むだけさ」

──さすがクワイエット・ウォリアーです。ところで2019年は厳しい1年になりました。タイトルを失い、エディ・アルバレスに逆転負け。ようやく手にした11月の勝利もヘッドバッドというアクシデントを経てでした。

「多くのことを学べることができた1年になったよ。シンヤに負けたのも、エディに負けたのも自分のミスからだ。そのミスを犯したことを理解し、そこから色々と学んできた。特にエディとの試合で犯したミスは大きかったからね。とにかく、あの敗北を経てマーシャルアーツと向き合うという部分で気持ちは擦り切れていないことが確認できた。このままでは終われないと思ったよ。

体力的にも問題ないし、技術もあがっている。体調も過去最高なんだ」

──35歳にして、まだまだ向上心を持ち続けているのですね。

「もちろん。年齢っていうのは、ただの数字だよ。夢が持ち続けているのに、引退するなんてできない。その方が辛いよ。まだやれると、僕のハートは言っているんだ。それがなければできない。この声が聞こえてくる限り、僕はモチベーションを保ち続けることができる」

──フィリピンでMMAが何でもなかった頃、高校の教師を辞めてMMAファイターになった。そして数々の成功を収めたことで、満ち足りたという部分はないですか。

「マーシャルアーツを続けることで、色々と恵まれた生活を送ることができるようになった。それは確かだよ。でも僕はまだここいるし、あの頃と何ら変わりない。いつの日か、グローブを置く日は必ずやってくるよ。でも、今じゃない。マーシャルアーチストとして、まだまだできることがあるし、やらなければいけないことがある。これからの人生を見つめることは必要だけど、まだ僕はマーシャルアーツと共にありたいんだ。自分の大好きなことを続けることができる限りね」

──そのためにもプロとして、結果を残していかないと思います。今回の試合、先ほど言われいてエドゥアルドのアドバンテージはどこでしょうか。

「考え方、そして経験かな。この2つがあるからピーター・バウシュトに対しでも、効果的な戦いができる。確かに彼にはリーチアドバンテージがある。けれども僕の方が速い」

──注意すべきはやはりリーチの長さですか。

「それとヒザ蹴りだね。リーチの長さは何も遠いレンジだけでなく、クリンチ、レスリングにも有効だし、ヒザはグラウンドでも打ってくる。この2つは要注意だ。だからこそ僕の存在証明となる試合だ。まだ、やれる。そこを見てもらうよ」

■ONE107対戦カード

<ONE 世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
[挑戦者]アレックス・シウバ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
ピーター・バウシュト(オランダ)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
シェ・ウェイ(中国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
MOMOTARO(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
佐藤将光(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
イヴァニウド・デルフィーノ(ブラジル)
和田竜光(日本)

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
アルマ・ユニク(豪州)
アン・リーネ・フグスタード(ノルウェイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ポンシリ・ミートサティート(タイ)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ジナ・イニオン(フィリピン)
アシャ・ロカ(インド)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ロドレックP.K.センチャイムエタイジム(タイ)
クリス・ショー(スコットランド)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ジョマリー・トーレス(フィリピン)
ジェニー・フアン(台湾)

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