【UFC ESPN08】「絶対に勝ってランク入り」魅津希が2戦目で歴戦の強者ティーシャ・トーレス戦決定
【写真】強い相手しかいないのがUFC。魅津希としても、待望の対戦相手といえるだろう(C)Zuffa LLC/UFC
28日(土・現地時間)、UFC ASIAより3月28日(土・同)にオハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFC on ESPN08「Ngannou vs Rozenstruik」に魅津希が出場し、ティーシャ・トーレスと対戦することが発表されている。
メインはフランシス・ガヌー✖ジョルジーニョ・ホーゼンストライクというヘビー級ストライカー対決。さらに悪夢の3連敗中のコディー・ガーブラントが故郷オハイオ凱旋を果たし、ハファエル・アスンソンとマッチアップも決まっている同大会で魅津希がオクタゴン2戦目を戦う。
8月の中国シャンチェン大会ではフライ級マッチでウー・ヤナンをスプリット判定で下し、UFC初陣を飾った魅津希がストロー級で王座獲りの一歩を踏み出す。対するトーレスはMMA戦績10勝5敗で、UFCでは6勝5敗のTUF20出身ファイターだ。
元女子ストロー級世界王者ローズ・マナジュナスとはInvicta FCとUFCで1勝1敗、元Invicta FC世界ストロー級世界王者アンジェラ・ヒル、そしてアトム級世界王者ミッシェレ・ウォーターソンからは勝利を挙げており、キャリア序盤にはペイジ・ヴァンサントも下している。ここ最近は4連敗中だが、その相手はジェシカ・アンドレジ、ヨアナ・イェンジェチック、ジャン・ウェイリという現王者も含め3人の世界王者経験者という猛者ばかりと戦ってきた。
直近の試合は8月にマリアナ・ロドリゲスに敗れているが、この相手にしてもキャリア10勝1分(当時)という抜群の戦績を誇っていた。トーレスは空手とテコンドーがバックボーンで、サウスポーの構えから、ショートフックのコンビネーションで一気に距離を詰めるパワフルな打撃が売りだ。また足技でもテコンドー流のネリチャギ(カカト落とし)から着地後、逆の足で中段蹴りという独特のコンビネーションも持っている。
トーレスはLGTBであることを公表しており、パートナーは同じUFCファイターのラケル・ペニントンということでも知られている。魅津希にとっては、明らかに格上の相手でタフファイトは避けられないが、それだけに勝てば得るモノも大きな試合ともいえる。
そんなトーレス戦が決まった魅津希は、以下のように今回のプレスリリースで意気込みを語っている。
魅津希
「UFC2戦目が決まりました。8月に中国の深圳で勝利した後、首の手術を受けてから初めての試合となります。そして今回は適正体重のストロー級での試合になります。何より相手がランカーとなり、不安要素が盛りだくさんの試合になりました。ランキングに入ってない私が2戦目でこの相手は強敵だなと思います。ですが、ここで勝てれば私がランカーになれるという希望も持てる試合になります。ここは絶対に勝ってランキング入りを狙いたいと思っています。むしろ、絶対に勝ってランキング入りしてみせます。ここで勝たないと私が今までやってきた意味がないと思っているので、全力で倒しにいきたいです。日本から応援してくれているファンの皆さん、楽しみに待っていてください」