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【NEXUS18】51歳間近、鉄人・大石がガードワークを多用し唐沢に判定負け

Oishi【写真】らしいスイッチの仕掛けで上を取りに行った大石だが、ここで取り切れず下に居ついてしまった (C)MMAPLANET

24日(日)、東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXS18が開催された。同プロモーションにとって初のケージ大会レポート第4回はバンタム級、唐沢タツヤ✖大石真丈の一戦の模様をお伝えしたい。

Karasawa vs Oishi 01<バンタム級/5分2R+ExR>
唐沢タツヤ(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
大石真丈(日本)

Karasawa vs Oishi 02サウスポーの唐沢は左ミドル、ハイ、そして右ローを蹴る。右ストレートを当てた大石は組んでいくが、逆に体を入れ替えた唐沢がシングルレッグでテイクダウンを奪う。

下からの仕掛けにパスを合わせた唐沢は一瞬のマウントも、大石が足を戻しスイッチを仕掛ける。ここは唐沢が踏ん張り、トップをキープ。

Karasawa vs Oishi 03首を抱えた大石はスクランブルでなくガードワークで下からコントロールを図り、腕を取りにいく。スネを臀部に押し付け、さらに担いでパンチを落とした唐沢。大石は手首を取るが、振り払われパンチを被弾する。潜って右腕を差されても、潰してパンチを入れた唐沢の攻勢が続く。終盤、鉄槌を連打し細かいガチャガチャとしたパンチをまとめた唐沢が初回を取った。

Karasawa vs Oishi 052R、左フックを振るう唐沢に組みついた大石がバックを伺う。引き込んで右を差しつつ、すぐに立ち上がった唐沢がシングルでテイクダウンを決める。

Karasawa vs Oishi 04ハーフの大石はシングルレッグX、捌いた唐沢がバックを取る。胸を合わせシングル&アンクルピックでリバーサルに成功した大石ががぶってバックへ。上を向いた唐沢はマウントを取られた瞬間に、反転して上を取り返す。

足を効かせ、手で二の腕を取り勢いのあるパンチを受けないよう試みる大石だが、どうしても下に居ついてしまう。大石はヒザを畳まれ、きかすことができない。コツコツとしたパンチを続けた唐沢は、余裕を持ってトップキープし判定勝ちを手にした。5日後に51歳の誕生日を迎える大石は、3年1カ月ぶりの国内でのファイト──そしてネクサス初参戦で勝利を得ることはできなかった。


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