【GFG04】計量終了 三々五々の本計量。最年長は大石真丈の55歳、最年少は新岡理貴の17歳
【写真】手作り感満載。空気感の良さが伝わってくる計量でした (C)MMAPLANET
明日3日(日)に青森県五所川原市のプラザマリュウ五所川原で開催されるGFG(Global Fightingsports Game)第4回大会。2日(土)には同地のT-Pleasureジムで計量が行われた。
Text by Manabu Takashima
新青森駅から車で40分、津軽半島中南部にある人口4万8000人の街で実施される本州最北端のMMAは地元・青森をはじめ、岩手、山形、宮城、秋田の東北5県と津軽海峡を挟んだ北海道、そして首都圏から30名の選手が集まり、全員が本計量で一発クリアしている。
最年長は大石真丈の55歳、最年少はルーマニアの血が流れる新岡理貴の17歳。+50は大石も含め3選手、+40は4名。第4試合のエスカル御殿×武田光信は54歳×47歳というマッチアップになっている。
対して10代は上に挙げた新岡。そして20代の選手は15人と半数を占めており、高齢化が進み生産年齢(15歳~64歳――失礼な区分けではあるが)の減少が目立つ東北地方にあって、GFGは同大会を主催する藤田成保氏の「人材育成」という命題がしっかりと通されている。
そんなGFGの計量だが――基本は車移動の土地柄もあり、計量は1時半スタートも三々五々に集まり解散するような形で進んだ。最後の選手が計量台に乗ったのは実に午後3時6分。96分間の本計量時間は、まるでUFCを思わせるようだ。
また、メイン出場の佐々木郁矢は対戦相手の石塚将也が計量会場に到着していなかったこともあり、自らがパスすると早々に撮影を済ませフェイスオフをすることもなく所属ジムをあとにしている。
さらには少しでもリカバリーと試合前最後の休息をとるために、対戦相手を待つことを切り上げ集合写真もその場にいた選手たちだけが収まることに。
ところでGFGでは上記した撮影を写真家・長尾迪氏の手によって執り行われている。これは地方大会などでは選手の携帯で自撮り写真が宣材になるのが当然になってきたなかで、老舗3団体に匹敵――もしくは凌駕する特別な体験といえるだろう。
まるで国内最高峰のRIZINファイターのように、長尾氏の言葉にハイプされ力の入ったポージングを披露したり、それでもシャイなままの出場選手たちの撮影時の表情を眺めていると、派手な演出ではなくとも小さな幸福感が伝わってくる――選手想いの試みに見えた。
■GFG04計量結果