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【NEXUS18】山田峻平代表に訊く、ネクサスって何─03─「選手が気持ち良く試合ができるのかどうか」

Saiga & Murata【写真】ネクサスから雑賀ヤン坊達也はパンクラス。ジェイク・ムラタはZST、そしてウォリアーシリーズで戦うチャンスを得た (C)MMAPLANET

24日(日)に東京都新宿区のGENスポーツアカデミーでNEXUS18 を主宰する山田峻平代表インタビュー最終回。

J-MMA界、第四の極を目指すネクサス。その根底には格闘技好き、そして選手に対する想いが根底にあった。

<山田峻平NEXUS代表インタビューPart.02はコチラから>


──陣容に厚みが出てきた実感はありますか。

「う~ん、そういうことよりも死に物狂いの選手が来てくれているなって思います。遠藤選手はバックボーンがアームレスリングという選手で、もう時間がないという感覚でいますし。憲次郎さんも格闘技を辞めたら、ただの〇〇の店員なので(笑)。この2人の試合、両方に勝ってほしい。そういう試合が組めるとゾクゾクします。どちらが負ける、一番見たくない場面ですけど、だからこそ格闘技は価値があると思います。

格闘技って呆れるほど、平等で残酷ですよね。そういう試合が見たくて。それができるのが、プロモーターの特権です。だからマッチメイクにしんどいってことは僕は絶対にないんです」

──なるほどぉ。では、今後のネクサス、ケージとリングの割合はどうなっていくのでしょうか。

「新宿Face以外はケージになるので、増えていく予定です。来年は大会数も増えて、アマチュア3つ、キッズが2つ、プロが4大会、そこに韓国で3度目のイベントを開こうと思っています。試合機会を増やす、選手ファーストでいきたいです」

──選手ファーストだと、札幌に大会が移行することはないですか(笑)。

「アハハハハ。札幌にはPFCがありますから。実際、ネクサスで戦っている選手もPFCには既に上がっています。林優作選手がPFCでチャンピオンになりました。そういうことも含め、どれだけ選択肢を選手に持ってもらえるのか。それがネクサスの価値だと思っています。

これからもパンクラスに選手はどんどん出て行ってもらっていますし、ZSTはともこれまで通り仲が良くさせていただいて。DEEPにも修斗君が出ていますしね。それとGladiatorの櫻井さんは飲み友達で(笑)。

先ほども申し上げましたか、結果を残した選手が他の大会で戦ってもらえば良いですし、うちのバンタム級と次の大会で決まるフライ級、そして来年に16人トーナメントを開くフェザー級のベルトを目指してもらっても構わない」

──そして韓国やモンゴル勢との絡みも楽しみです。

「バータル・アズジャブハランが7月に来て、ボディへのヒザから右フックで4秒でKO勝ちをしました。彼と戦いたいというバンタム級の選手が出てきてほしいですね。

(※アズジャブハランはONE102の際、セコンドとしてマニラを訪れており、ネクサス再出場をアピールしてきた)

あくまでも人がやっていないところをやるのが、僕のビジネスの仕方です。これを他の人がやってきたら、また違うことをやります。ただ、本当に自分勝手に楽しんでやってきたので、ストップやダメ出しをしてくれる人が必要で。

それで相原(雄一)さんにコミッショナーに就任していただいたんです」

──グランドスラムをプロモートされていた?

Ihara san「ハイ。すぐに正式発表(※取材後の11月3日にアナウンスされた)します。相原さんは格闘技でたくさん嫌な想いをしているのに、格闘技が好きなままなんです。今、グランドスラムを開いていない、その理由も僕には理解できます。

だから、同じような感性の持ち主なのではないかと。とにかく相原さんは常識人だということです(笑)」

──その相原さんが山田さんのストッパーになると?

「そうしていただければと願っています(笑)。僕は敵がいない人付き合いができない……八方美人にはなれない人間なんです。そのうえ、興味を持ったらなんでも手をだしてしまう(笑)。そこを相原さんに牽制していただければと」

──UFCのダナ・ホワイト、Bellatorのスコット・コーカー、ONEのチャトリ・シットヨートン、大きなビジネスをしていますが、MMAが大好きだという部分が根底にあります。そこは凄く伝わってきます。

「ONEがどれだけの資金を日本に投入しているのかなど、推し量れないのですが、その気持ちがあるからこそ選手が納得できる、気持ちの良い舞台を創ってあげられるのかと思います。僕も規模は違いますが、選手は選手であってチケットを販売する人ではないという意識で大会を開かせてもらっています。選手が気持ち良く試合ができるのかどうか。そうでないことも、この業界では見られることもあるので……」

──良い試合というのは人それぞれ違いますが、気持ちの良い試合というのは万人に共通かもしれないですね。

「先ほど、相原さんは色々あっても格闘技が好きでい続けていると言いましたが、格闘技が好きかどうか。ここがあって、だからこそ選手の気持ちを考え、自分のやるべきことをやっていきたいです」

──では24日の初のケージ大会、期待しています。

「ありがとうございます。宜しくお願いします」

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