【Pancrase310】ダウンを喫した半蔵が組み勝ち、スプリットでコンバ王子から2年半ぶりの勝利
【写真】コンバ王子は、キムラクラッチがマイナスに作用したか……2度ダウンがあったが半蔵が判定を勝ち取った(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
田中半蔵(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
コンバ王子(日本)
サウスポーの半蔵が左ロー。前傾姿勢のままパンチを振るって前に出たコンバ王子、半蔵は距離を取りテイクダウン狙いもいなして上を取る。立ち上がった半蔵は足を捌いて一気にパスを決める。バックに回ってパンチを連打した半蔵。コンバ王子が立ち上がっても、太腿にヒザを打ってバックを維持する。クラッチを剥がし、前方に走るようにして胸を合わせたコンバ王子だが、攻勢に転じることはできずジャッジの票を集めた。
2R、左を振るって前に出た半蔵。コンバ王子はダーティーボクシングで有利に立つと、組まれそうになってもアームロックで寝技に持ち込む。キムラクラッチを支点にして上を狙い、下にされても十字を習ったコンバ王子だが、半蔵は落ちついてバックに回る。片ヒザをついたコンバ王子に、鉄槌を落としてコントロールを続ける半蔵。中村のシングルを潰し、エルボーを振り落とす。腹固めに狙いの半蔵を前方に落としたコンバ王子は、立ち上がった直後でパンチを振るって前に出るも、距離を取られるとそのままタイムアップに。田中が2票、コンバ王子が1票を手にした。
3R、左を見せて組もうとした半蔵は、コンバ王子のキムラに距離を取り直す。互いに慎重になり過ぎ攻撃がないなか、コンバ王子がアッパーを打って前に出る。半蔵は右に回るなかで左フックと右アッパーを受けてダウンする。直後の組みにキムラロックを仕掛けたコンバ王子だが、バックに回った半蔵が殴っていく。
両者が距離を取り直し、残り2分に。組みにいった半蔵は倒せずに離れると、粗いパンチの打ち合いへ。両者の右がクロスし、コンバ王子の左アッパーに半蔵は右を合わせていく。直後のアッパーで尻もちをついた半蔵は。組みへのキムラを潰してバックへ。コンバ王子はガードを選択してタイムアップに。
結果、スプリット裁定をモノにした半蔵が2年半年の勝利を手にした。