【DEEP92】テイクダウン&コントロールから一転、壮絶な殴り合いで小見川が毛利を下す
【写真】壮絶な足を止めての打ち合い。終始攻勢だった小見川が毛利に勝ち切った(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
小見川道大(日本)
Def.3R1分42秒by TKO
毛利昭彦(日本)
ジリジリと距離を詰める小見川に、毛利がローから前に出る、足払いで倒した小見川がパンチを纏める。クローズドガードの毛利、ガードがあくと小見川が担いでバックへ。バックマウントからマウントと移行した小見川は腕を狙う。毛利がハーフに戻すが、小見川は腕を取りつつバックマウントに。背中を伸ばさないよう粘る毛利にパンチを集中させる小見川。残り1分を過ぎ、自らの頭をマットに着けて殴る小見に対し、毛利が前方に落としてトップへ、パンチを入れた毛利は小見川の足関節の気配に、逆に足関節を仕掛ける。足を抜いた小見川が、背中越しに毛利にパンチを入れた。
2R、右から左を打った小見川が、下がりながらパンチを振るう毛利に右のオーバーハンドから左とパンチを連打する 壮絶な殴り合いで劣勢になりながらケージを背負って必死に殴る毛利、小見川はここでダブルレッグへ。左足を束ねられ、右ヒザをついた状態でケージに押し込まれながら毛利が細かいパンチを打っていく。さらにエルボーをコツコツと落とし、立ち上がろうとする。
ここでブレイクが入り、直後に左を振るった小見川が前に出てラッシュをかける。毛利も足を止めて打ち合いに応じる。打たれても打ち返し続ける毛利が、逆にパンチを纏めるシーンも。小見川はダブルから尻もちをつかせて足を束ねる。ここも毛利はエルボーを落とし、パンチが後頭部に入らないよう耳の辺りに入れる。小見川は抑えた状態で動かずラウンド終了を迎えた。
最終回、まず小見川が右を当て、足を使う毛利を追いかける、毛利も蹴りからパンチで前に出て行く。小見川は前に出てパンチを連打していくが、かなり消耗しておりスピードがない。それ以上に疲弊し、手が出なくなった毛利に対し、小見川が前に出てパンチを続けるとレフェリーが間に割って入り試合を止めた。壮絶な打ち合い&消耗戦を制した小見川は、対戦相手の毛利、関係者、チームに感謝の言葉を発し「皆さんの応援を胸に、これからもできるかぎり戦っていこうと思います」と話した。