【TORAO28】宮崎清孝ラストマッチは、右フックを効かされた毛利が2Rに肩固めで絞め落として勝利
【写真】宮崎に右フックとローを効かされながら毛利はワンチャンスを逃さなかった(C)TORAO NATION STATE
<67キロ契約/5分2R>
毛利昭彦(日本)
Def.2R2分04秒 by 肩固め
宮崎“師範代”清孝(日本)
距離を詰める宮崎に対し、毛利は左ジャブを突く。毛利が組みつくも、宮崎が離れる。足を使い左右のストレートを突き刺す毛利。笑みを浮かべて前に出る宮崎が組みつくも、毛利がパンチを入れながら下がる。バッティングがあったか、宮崎の頭部から出血が見られる。
頭を振りながら左フックを伸ばす宮崎。さらに宮崎が右ローを繰り出すと、毛利が顔面へ右ヒザを合わせた。毛利の右前蹴りをキャッチして潰した宮崎だが、毛利が足に絡んでくると立ち上がる。スタンドでは宮崎が右ローを当てる。毛利は左ジャブで削りながら右ストレートへ繋げる。宮崎は右ローを効かせて左ボディを突き刺した。
毛利が距離を詰めると、宮崎が離れた。毛利は右前蹴りで宮崎の前進を止める。左右フックを振りながら前に出る宮崎。毛利は左ローを受けながら距離を保ち続けるが、宮崎の右フックがヒットする。グラついた毛利がシングルレッグへ。それを潰した宮崎が鉄槌を連打して初回を終えた。
最終回、宮崎が右ローを見せる。毛利も蹴りを散らしていく。相手の左ジャブをかわした宮崎の左ローで、毛利の体が流れる。しかし毛利の右がクリーンヒットし、宮崎がダウン。立ち上がる宮崎をすぐに毛利が抑え込み、肩固めに移行して絞め落とした。
勝者の毛利は盟友・宮崎へメッセージを送り、会場に詰め掛けた地元ファンに感謝を述べた。
今回がラストマッチとなった宮崎は満面の笑みを浮かべながらマイクを持ち、涙を浮かべながら「32年間武道をやって、格闘技をやって、仲間に恵まれて楽しかったです。これからも武道、格闘技を通じて世界が平和になるように活動していきます。ありがとうございました!」と挨拶。師の有永浩太郎会長と、プロモーター山本陽一氏から花束を受け取った。