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【ONE100】蹴り足とってのテイクダウンで山口芽生が、フアンに判定勝ち

Yamaguchi【写真】スコア的には文句なしの勝利を収めた山口(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
山口芽生(日本)
Def.3-0
ジェニー・フアン(台湾)

テイクダウンを切られた山口、フアンを中心にケージの前を回る。続くダブルも切られた山口は右ローを蹴られるも、次の蹴りをキャッチしてテイクダウン──一気にバックに回り両足をフックする。トップに移行しマウントを取った山口は、ハーフに戻されてもヒジをこすりつける。フアンはフルガードに、構わず腰をあげた山口がパウンドを落とす。下からのパウンドに立ち上がって足を一本抜きにかかった山口だが、フアンはここもクローズドの中に収める。ボディを殴った山口は顔面に鉄槌を落として初回をリードした。

2R、ダブルを切って右を伸ばすフアン。山口はワンツーをよけて、右ローを蹴る。フアンも右ローを返し、右ロー合戦に。ここで山口が蹴り足を取ってテイクダウンに成功、フアンのガードの中に入る。スクランブルで取られた足を抜いて立ち上がったフアンは、口を開けて肩で息をしている。ワンツーからスリーの右を当てた山口に、フアンも右を返す。山口は打撃に意識がいったフアンをダブルレッグで倒す。ガードのなかでパンチを落とす山口だが、スタンドに試合が戻るとローを2発蹴られる。その2発目にテイクダウンを合わせようとした山口だが、フアンが切って試合は最終回へ。

3R、右を打ちあった両者。フアンがアッパーから右フックを当て、テイクダウン狙いをスプロールする。左右のフックで前に出るフアンは、回る山口に右ローを蹴る。その蹴りにテイクダウンを合わされ崩される展開が続くフアンは、残り3分で蹴りをキャッチされテイクダウンを許す。パスからサイドで抑えた山口がクルスフィックスにフアンを捕らえ、パンチ、ヒザを顔面に入れる。暴れてハーフに戻したフアンは、ヒップエスケープからスクランブルでスタンドに戻る。テイクダウンを切られてヒザを頭部に受けた山口だが、スコア的には問題なく、3-0の判定勝ちを手にした。

「一本を狙ったけど、判定になりました。チャトリ、アトム級のタイトルに挑戦させてほしい」とアピールした。


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