【ONE100】DJ、リー姉弟、パンダ、ベリンゴン、ビビアーノ、ベラ&オンラが特徴ある公開練習
【写真】バックスープレックス十字から、今回は三角絞めまでの連係を見せた(C)MMAPLANET
6日(日)、東京都渋谷区ベルサール渋谷ガーデンで行われた「ONE Martial Arts Fan Fest」(ONEマーシャルアーツ・フェンフェス)2日目──マーシャルアーツステージの最後の催し物として13日(日)に墨田区の両国国技館で開催されるONE100「Century」に出場する8選手の公開練習が行われた。
第1部に出場するデメトリウス・ジョンソン、アンジェラ&クリスチャンのリー姉弟、シィォン・ヂィンナン、第2部からはケビン・ベリンゴン、ビビアーノ・フェルナンデス、ブランドン・ベラ、オンラ・ウサンの8選手がファンの前でミット打ち、寝技のスパー、投げの打ち込みなどを披露した。
まずリングに登場したDJは、テイクダウンまで含まれたシュートボックスのミット打ちを見せると、続いてグラップリングの打ち込みに。
ここで芸術的な極め技バックスープレックスからの腕十字を見せると、ファンから大きな歓声が起こった。
アンジェラとクリスチャンで印象深かったのは、2人が並んで行ったシャドーだ。パンチ、キック、テイクダウン、スプロール、この全てを前向きだけでなく、後ろ向きにも動く。
下がって動くというMMAには欠かせない動作を幼少の頃から身につけている両者らしいシャドーだった。
さらに2人が交互に受けと攻めを展開した全局面のライトスパーで、アンジェラは足でネルソンを決める拷問技や、代名詞ともいえるツイスターを仕掛け、バナナスプリットの際には舌を出すなど、茶目っ気たっぷりの仕草で公開練習を終えた。
そのアンジェラの持つONE世界女子アトム級王座に挑戦するシィォン・ヂィンナンは、5分間をボクシングのみに費やした。オーソに構えていたが、勢いがあったのは左だったのが少し気になる……ところだ。
と同時にアトム級で戦うということで、相当に体が搾れているようだった。
一旦選手が引き揚げ、2部に出場する4選手が順にリングサイドへ。
ケビン・ベリンゴンの鋭い回転系の蹴りの鋭さにどよめきが起こり、その蹴りを使う前の動きがテイクダウンのフェイク後に行っていたのが、進化するフィリピン最強軍団チーム・ラカイらしいミット打ちだった。
ベリンゴンに続き、彼と4度目の対戦=ONE世界バンタム級王座防衛戦を戦うビビアーノ・フェルナンデスはまず知人の息子さんとマットに上がり、柔術の数々の動きを笑顔で繰り出す。まずは自分から攻め、続いた下になった時には男の子に攻めさせるのかと思いきや、スイープや三角、さらにオモプラッタまで仕掛けたビビアーノは、練習仲間にパートナーが変わると、ボディロックで豪快にリフトしマットにぶつけるという荒業を見せる。
さらに払い腰など柔道の投げから、寝技へ。最後はミット打ちで締めた。
7人目にリングに上がったブランドン・ベラはボクシングに続き、スパーリング・パートナーのDJ・ジャクソンの蹴りを受けたり、亀になって攻撃されるという一風変わったワークアウトで大量の汗をかき、彼が挑戦する世界ライトヘビー級王者オンラ・ンサンが最後にリングへ。
一部ミャンマー人ファンから熱狂的な声援が飛び続けるなか、ンサンはパートナーを3人代えて、打、組、ミット打ちを行う。
最後のパートナーはONE世界フェザー級王者のマーチン・ウェンで、その彼の体が浮きそうになるほど勢いのあるミドルを披露して、公開練習を幕を閉じた。ここから各選手は10日に記者会見&計量1日目、11日にメディア・デー&計量2日目を経て、13日の本番を迎える。
■ONE100 第1部対戦カード
<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者] シィォン・ヂィンナン(中国)
<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
ダニー・キンガド(フィリピン)
<ONEライト級(※77.1キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)
<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
キム・デフォン(韓国)
<ムエタイフライ級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ダレン・ローラン(フランス)
<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
岡見勇信(日本)
アギラン・タニ(マレーシア)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(タイ)
リカ・イシゲ(タイ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
仙三(日本)
リト・アディワン(フィリピン)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
プー・トー(ミャンマー)
ユン・チャンミン(韓国)
<68キロ契約/5分3R>
スノト(インドネシア)
クォン・ウォンイル(韓国)
■ONE100 第2部対戦カード
<ONE世界ライトヘビー級(※100.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者]ブランドン・ベラ(米国)
<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者]ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)
<ONE Super Series キックボクシング・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
サミー・サナ(フランス)
<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アージャン・ブララ(カナダ)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
VV.Mei(日本)
ジェニー・フアン(台湾)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
北方大地(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ハファエル・シウバ(ブラジル)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
手塚裕之(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
松本光史(日本)
久米鷹介(日本)