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【KSW51】初のクロアチア大会で初代KSWバンタム級王座決定戦、地元ラチッチ✖西山空手の末裔スタシャク

Racic_win【写真】KSW5連勝と初代バンタム級王座を賭けて母国で戦うラチッチ (C)KSW

11月9日(土・現地時間)、クロアチアのザグレブはアレナ・ザグレブで開催されるKSW51の陣容が固まってきている。

9月14日に記念すべき第50回大会を終えたばかりのKSWが、次のチャプターへの一歩を新天地クロアチアに刻み込む。そして15年の歴史で初めてバンタム級王者が生まれることとなった。KSW初代バンタム級王座を賭けて戦うのは、クロアチア人ファイターのアントゥン・ラチッチとポーランドの元UFCファイター=ダミアン・スタシャクだ。


ラチッチはクロアチア生まれで、現在はドイツのデュッセルドルフ在住──KSWでは4試合戦い、4つの判定勝ちを収めている。うち2試合はスプリット判定とギリギリの勝負をモノにしてきた。対するスタシャクは2016年4月に今大会の開催場所であるアレナ・ザグレブで行われたUFN86に出場し、地元のフィリップ・ペイチにRNCを決めて勝利しており、クロアチアのファンとしてはぜひともラチッチにクロアチア人としてリベンジを果たして欲しい相手となる。

スタシャクはUFCで2勝4敗、ITKF=国際伝統空手連盟のワールドカップで優勝経験がある。故・西山英峻先生の型と組手を並列する武道空手のコンペティション部で活躍したスタシャクはブラジリアン柔術の修得にも励み、オクタゴンでの勝利は2試合とも一本勝ちだ。立ち技では──これが西山空手かと問われると、首を縦に振ることはできないが、伝統派=スポーツ・ポイント空手をフルコンタクトで行うスタシャク流の空手が色濃く出ている。

対してラチッチは相手の打撃に対して足を踏ん張って受け止め、そこからオーバーハンドやフックを打ち込むカウンター型真っ向勝負ファイターだ。勝負時にはシングルやダブルで上を取り切るスタイル故にトップレベルの戦いでは一方的な勝利はなくとも、ギリギリの試合を勝ちきる力を持つ。スタシャクのような綺麗に戦うファイターにとっては、やや部の悪いラチッチのガチガチファイトだ。

このほか、ザッツKSWといえるマリウス・プシャノウスキーとベルギー在住のボスニア・ヘルツェゴビナ人ファイター=エルコ・ユンのヘビー級バトル、元KSWウェルター級王者でクロアチアのロベルト・ソディッチにベルトを譲ったボリス・マンコフスキーとモンテグロ人選手ヴァソ・バコチェビッチのマッチアップなど、バルカン半島✖ポーランド的なカードが並ぶザグレブ大会だ。

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