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【UFN157】待望のUFCデビュー=ウー・ヤナン戦に向けて、魅津希「アウェイって初めてで楽しみです」

Mizuki【写真】既に中国入りしている魅津希。主催はNYを離れる25日の朝に行われた(C)ON THE ROAD MANAGEMENT

31日(土・現地時間)、中国は広東省の深圳(シェンチェン)にあるユニバーシアード・スポーツセンターでUFN154 : UFN on ESPN+15が開催され、日本の魅津希がウー・ヤナンとオクタゴン・デビュー戦を戦う。

ついにUFCで戦うことが決まった魅津希。5月にワンデートーナメントのInvicta FC Phoenix Risingを減量途中で体調不良に陥り、ドクターストップで欠場を余儀なくされてから約4カ月。次なる舞台が最高峰となった魅津希が、開催場所となるシェンチェンに向かう当日に国際電話でインタビューを行った。


Inoue Mizuki──シェンチェンへ向かう直前と伺っていますが、慌ただしいなかインタビューを受けていただきありがとうございます。

「いえ、中国だとネット環境がどこまで整えられるのか分からないので、NYにいる間に取材をしてもらえるほうが良いかと(笑)。そうですね……これから3、4時間後には空港へ向かいます」

──UFCデビュー戦が中国のシェンチェン大会。日本との時差は1時間ですが、一旦帰国して時差ボケの調整をすることなく直接入られるのですね。

「通常のUFCよりも1日早く現地に入ることができるので、最後までNYで調整したいというのもありました。時差に関しては、こっちに来てからまだ日本に戻ったことはないのですが、それまで日本からインヴィクタを戦った時に米国から日本という状況は経験していますし。飛行機のなかで眠っているので調整できているのか(笑)、時差ボケはなかったので大丈夫だと思います」

──ところで待望のUFCデビュー戦、オファーは急だったと伺っています。

「そうですね、ちょうど1カ月前でした。最初は17日のカリフォルニアの大会というオファーがあったのですが、それはさすがにコンディションを整えることはできないですし、お断りしたんです。それでも、この大会にオファーを頂けたので、これはもう決めようと思いました。

本当は5月のインヴィクタのトーナメントで体重を落とせなくてシャノン・ナップ社長にも迷惑をかけてしまったので、まずはインヴィクタで試合をしないといけないと思っていました。ああいうことになってしまったのに、ビザもシャノン社長の協力があって更新できて。本当にインヴィクタには恩返しをしないといけないって。

それなのにこのオファーに関しても、シャノン社長がUFCにプッシュしてくれて……。それもあって、『ここはUFCで頑張ることが、インヴィクタへの恩返しだ』って思うようになったんです」

──なるほどぉ、心意気に応えないといけないと。

「ハイ。本当はインヴィクタでチャンピオンになってから、UFCに行くつもりでした」

──インヴィクタで戦い続けるつもりだった時は、何級で戦っていく予定だったのですか。

「もう1度ストロー級で勝負するつもりでした。自分がフライ級で戦うとして、UFCでヴァレンチーナ・シェフチェンコに勝てるというイメージがわかなかったです。フィジカル的にも全然敵わないし、そうなるとやはりストロー級になります」

──では今回は急のオファーでフライ級ですが、UFCでもストロー級で戦っていくというコトですね。

「ハイ。ニューヨークに来て筋力もついて、また年齢も上がったからか、これまでと同じような感じで体重が落ちなくなっていました。これからは、そういう部分も考えて体重を落としていきたいです。それができるようになるまで、ストロー級の試合は組んでもらわなくて良いというは自分のなかであります」

──対戦相手のウー・ヤナンは身長が174センチで肩幅なども非常にしっかりとしており、ストレートにいえば大きな選手です。

「10センチも背が高い選手と戦うのは初めてです。そこをどう攻略できるのか。どういう感じになるのか、組みも含めて実際に戦ってどう感じるのか……。あの体格を利用して、ケージに抑えつける力、体のパワーはあるみたいですね。ただ技術的に突出したモノはないように見えました」

──リーチはありますが、被弾するシーンも多いです。

「彼女の粗い打撃をどう掻い潜っていけるのか。パンチを受けても打ち返し選手なので注意が必要です。当てると、当てられるというパターンになるのは避けたい……。理想としては、もらわずに戦うことですね。

打撃で様子を見て、組んでからはどうなるのか。組み勝負もしたいです。グラップリングに関しては、あの選手も腕十字で一本勝ちをしていましたが、どこまで来出るのかは分からない。骨格的にはしっかりしているし、パワーはありそうなので、そこも手を合わせてみてから自分で考えて戦います。あまりにもパワーに違いがあるなら、切り替えて戦わないといけないですし」

──私の記者人生で、日本人選手が怒涛のブーイングを受けるのは中国だけでした。

「アウェイって経験したことがないので、楽しみではあります(笑)。それに試合はもう始まってしまうと戦うだけなので。ただ、試合以前にネットのことも含めて、どういう環境なんだろうなっていうのはあります。そういう部分で集中力を失わないようにしたいです」

──ある意味、ここが本当のスタート時点です。

「急に決まりましたが、試合を組んで頂いたいのでしっかりとした勝ち方で勝たないといけないです。フライ級で相手は大きいですが、食って掛かってやるという気持ちで戦い……今回の契約期間中はずっとそういう試合を見せて、契約を更新できるところまでいく。

そうやって、2年ぐらいは自分がUFCで戦っていける環境を整えていきたいです。日本人でも勝てる。それをUFCで証明したいと思います」

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