【PFL2019#02】クリス・ウェードもテイクダウンが命綱、アンドリュースを振り切る判定勝ち
<ライト級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
Def.3-0:30-27.29-.28.29-28
ネイト・アンドリュース(米国)
サイドキックからローを蹴るウェードが飛び蹴を繰り出す。サウスポーのアンドリュースが左ハイ、左ミドルを蹴られたウェードが組んでケージに押し込む。ボディロックテイクダウンを耐えたアンドリュースがケージを背負う展開が続く。両ワキを差したウェードの大内刈りもケージにもたれて防いだアンドリュースはヒザを繰り出すが、細かいパンチを顔面に打たれる。残り70秒で離れたウェードがワンツーから左ハイをかわし、ケージを決定スーパーマンパンチへ。
これは届かなかったウェードだが、残り30秒でダブルレッグを決めてトップを奪う。アンドリュースのスイープを潰したところで初回が終わった。
2R、すぐに組みついたウェードがケージにアンドリュースを押し込む。左フックで前に出たアンドリュースが、左ジャブを当てた直後にウェードがダブルレッグテイクダウンに成功する。アンドリュースの三角絞め狙いを防いだウェードはハーフへ。ケージを背にしたアンドリュースがスタンドに戻ろうとするが、頭を抱えたウェードがトップを維持する。頭が外れるとアンドリュースが立ち上がり、がぶって自ら寝技に持ち込む。ペルヴィアンネクタイは滑り、頭が抜けたウェードにアンドリュースが組んでいく。キムラで抑えたウェードだが、クラッチを外したアンドリュースがパンチを入れてラウンド終了に。
最終回、左を伸ばして前に出るアンドリュース。左ハイ、アッパー、左ミドルからヒザをボディに突き上げる。ここで組みついたウェードがテイクダウンも、アンドリュースがウィザードで背中を許さず立ちが上がる。逆にボディロックテイクダウンを狙ったアンドリュースが、バックへ回りテイクダウンに成功する。背中に乗ったアンドリュースを前方に落としたウェードが、逆にバックを取り両足をフック。アゴの上から絞めを狙う。3点マウントから、背中に乗り直したウェードが両足をフックしてRNCをセット。アゴの上からの絞めは極まらない。
胸を合わせつつ、ケージまで下がったアンドリュースがギロチン狙いからダースへ。頭を抜いたウェードだが、その動きに合わせてアンドリュースがバックに回る。またも乗り過ぎのアンドリュースが、頭をついてバランスをキープしてパンチを打ちつける。最後に腕十字を狙ったアンドリュース、腕を伸ばす前にタイムアップとなった。
ウェードがコントロールした試合ではあったが、2Rと3Rはアンドリュースの打撃とテイクダウンが評価される可能性もある。果たして──ジャッジは3-0 でウェードを支持した。