【Pancrase304】ライト級KOPT調印式。久米鷹介「打撃が怖い」✖トム・サントス「打撃で倒す」
【写真】HEATライト級王者サントスの挑戦を受ける、ライト級キング・オブ・パンクラシスト久米鷹介(C)PANCRASE
12日(金)、東京都新宿区のパンクラス事業本部で14日(日)に江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase304のメイン=ライト級キング・オブ・パンクラシスト・タイトルマッチを戦うチャンピオン久米鷹介と挑戦者トム・サントスの調印式が行われた。
まず久米が「対戦相手の変更がありましたけど、すぐにこの素晴らしい相手を用意していただきパンクラスさんに凄く感謝しています。対戦を受けていただいたサントス選手にも感謝しています。強い選手を用意していただきモチベーションも途切れることなく……復帰戦になりますけど、戦う準備はしっかりとできていると思います。明後日はそれを全て出して一本、KO、フィニッシュを狙っていきたいと思います」と挨拶を行った。
続いてサントスが「クメは素晴らしい選手、新しいステップになる」と話し、質疑応答へ移った(要約)。
──最初はアントン・クイバネン選手とのタイトル戦が決まり、その後にONEとパンクラスの提携発表、さらに対戦相手の変更があり今に至りました。今後のことを考える余地はありましたか。
久米 まずアントン選手との試合が決まって、そこに集中してやっていました。試合が決まっていたんで、まずはこの一戦に勝たないと……。勝ってからの選択肢が増えたことはありがたいですが、この試合に全てを注がないといけない状況でした。その後、相手がサントス選手に代わりましたけど、HEATの名古屋大会で試合を見て、映像でも見ていましたし、本当に強い選手だと知っていました。モチベーションを保ったまま、この試合に臨むことができると思っています。それで惑わされるとかはなかったです。
──これから決まった王者はONEへという話ですが。
久米 自分のなかでは選択肢を増やしていただけるということで、自分の選べる道が増えたという風に捉えています。それよりも今は防衛戦のことにしっかりと集中して、賭けないといけないと思っています。
──トム・サントス選手、同じHEATで戦ってきたミシェウ・ペレイラ選手はUFCと契約しましたが、サントス選手はONEとパンクラスの提携に関してどう思っていますか。
サントス ONEとの提携は新しい面白い道だけど、今はパンクラスでチャンピオンになることに集中しているよ。
──それぞれ相手の印象を聞かせてください。
久米 打撃が怖いです。KOやKO近くまで行っている試合を目の前でも、映像でも見ています。その部分はしっかりと対応して戦いたいと思います。
サントス 僕は2017年に世界最速のKO勝ちをして、他もKO勝ちが多いけど、寝技も得意だから。打撃でやってきた相手に応戦しただけで、それで倒してきたんだ。
──どのような試合、フィニッシュを狙っていますか。
久米 常に一本、フィニッシュを狙ってダメージを与える……そうすることでフィニッシュに結びつくと思うので、それを目指してしっかりと5Rを戦い抜きたいです。
サントス 寝技と打撃、どちらの局面にもなると思うけど打撃でKOしたい。
──サントス選手は急遽チャンスが回ってきて、どのように作ってきましたか。
サントス 3月もHEATでハードなタイトル戦を戦った。この試合はチャンピオン同士の対戦なので、どちらが強いか決着をつけようと思う。
──久米選手、前回の試合で敗戦を経験し何か変わりましたか。
久米 前回の試合もしっかりと準備していたのですが、勝負どころで仕留められてしまったというのはあります。勝負の世界なので、変わらず自分の動きを出すことに集中してやるということを意識して一から作り直してきました。
──HEATでオク・レユンからダウンを奪ったサントス選手の右をどのように思いますか。
久米 パンチは他の試合でも効かせ、KOもしているので十分に注意しないといけないです。
──パンクラスには多くのブラジル人選手が来ていますが、日本に根を張ってHEATの王者として戦うことに、どのような矜持を持っていますか。
サントス 2015年から日本を中心に戦ってきて、僕は日本のことがとても好きなんだ。日本人選手の技術や環境にも慣れた。日本はチャンスを与えてくれる国で、凄くモチベーションが高い。ベルトを賭けて戦うことが嬉しいし、日曜日には僕の手が挙げてられてチャンピオンになっているだろう。
■ Pancrase304対戦カード
<ライト級KOPT/5分5R>
[王者]久米鷹介(日本)
[挑戦者]トム・サントス(ブラジル)
<フライ級QOPT/5分5R>
端貴代(日本)
シッジ・ホッシャ(ブラジル)
<ストロー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
北方大地(日本)
曹竜也(日本)
<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
中島太一(日本)
カイル・アグォン(グアム)
<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
クセニヤ・グーセヴァ(ロシア)
<バンタム級/5分3R>
TSUNE(日本)
金太郎(日本)
<ライト級5分3R>
アキラ(日本)
冨樫健一郎(日本)
<フェザー級/5分3R>
内村洋次郎(日本)
亀井晨佑(日本)
<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
菊入正行(日本)
<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
マイラ・カントゥアリア(ブラジル)
<ウェルター級/3分3R>
高木健太(日本)
丸山数馬(日本)
<フライ級/3分3R>
有川直毅(日本)
中嶋悠真(日本)
<ネオブラッドTウェルター級1回戦/3分3R>
廣野雄大(日本)
山下剛(日本)
<ネオブラッドTウェルター級1回戦/3分3R>
渡邊雅祥(日本)
聖王DATE(日本)
<ネオブラッドTフェザー級1回戦/3分3R>
DARANI DATE(日本)
名田英平(日本)
<ネオブラッドTフェザー級1回戦/3分3R>
立成洋太(日本)
塩津良介(日本)
<ネオブラッドTフェザー級1回戦/3分3R>
鬼山斑猫(日本)
岩本達彦(日本)
<ネオブラッドTバンタム級1回戦/3分3R>
岩本達彦(日本)
西村大輝(日本)
<ネオブラッドTストロー級1回戦/3分3R>
アラヤ(日本)
有村桂(日本)
<ネオブラッドTストロー級1回戦/3分3R>
アベリュー(日本)
尾﨑龍紀(日本)