【Brave Fight18 & Grachan39】崎山のテイクダウン&コントロールに、芦田が辛くも逆転判定勝ち
【写真】この動きで上を取っていなければ、判定負けもあり得た(C) MMAPLANET
10日(日)、 Brave Fight 18 X GRACHAN 39 が東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催された。メインでは昨年10月にDEEPフェザー級王座を失った芦田田崇宏が再起を賭け、崎山勲と対戦した。
<フェザー級/5分2R>
芦田崇宏(日本)
Def.3-0
崎山勲(日本)
右ミドルを蹴った崎山が、サウスポーで圧力を掛けようとする芦田をダブルレッグでテイクダウンする。右足首を掴まれ頭の位置まで上げられた状態で芦田は、左足を崎山の右足裏に引っ掛け、右手を左ヒザ裏に回す。この強引な仕掛けに崎山は芦田をマットに押しつけると、右足を抜いてマウントを奪う。芦田は背中を向けるがスクランブルに持ち込めず、崎山がバックマウントの態勢に。
RNCを防ぐ芦田だが、マウントとバックマウントを行き来しワンフックを取った崎山の優位なポジションが続く。再び両足をフックされかかった芦田は、尻を右側にずらして胸を合わせることに成功する。ここから細かいパウンドを入れ、崎山が蹴り上げを狙ったところで芦田が担いでいくと初回が終了し崎山のラウンドとなった。
最終回、ハイの応酬の後、芦田は左ストレートを当て、続く崎山のテイクダウンにヒザを合わせようとする。ヒザをついて動きが止まり、バランスを崩した崎山から芦田がトップを取る。直後に崎山がスイープを極め、スクランブルでバックへ。初回と同じようにバックマウントを許し厳しい状態となった芦田だったが、ここはすぐに胸を合わせてトップを奪い返す。
崎山も右腕を差して、立ちあがりながらリバーサルを狙う。芦田はギロチンで抱えて後方に引き込むと、抱えられた頭を軸に反時計回りに動いた崎山がここも優位なポジションを取りそうになる。対して芦田は崎山の右手を抱えて肩ブリッジし亀になりながら、前方に振り落とす。ケージ際に移動して立ち上がろうとした崎山のバックに回った芦田は、足をフックせずに体をスライドさせると、襷掛けを支点に上を取ってマウントを奪取。
サイドに戻り、崎山が足を戻そうとする瞬間に勢いのあるパンチを見舞った芦田は、その後もクローズドの中でも勢いのあるパンチを繰り出しタイムアップに。上を取ってからのパンチの数がモノをいい芦田が不満な表情を見せながらも判定勝ちで左手を挙げられた。