【ONE WS04】椿飛鳥、2Rのピンチを乗り切り、疲れたゾウ・ジャンコォルオから逆転判定勝ち
<ライトフェザー級(※77.170.3キロ)/5分3R>
椿飛鳥(日本)
Judgment
ゾウ・ジャンコォルオ(中国)
長身、細身のゾウ・ジャンコォルオにサイドキックを見せる椿は、右ストレートに組み付いていく。ここはヒザを放ち離れた椿は、右を当てて組みに行く。ここでゾウ・ジャンコォルオが投げてトップを取るとマウントへ。殴られながら椿は、スクランブルに持ち込み立ち上がる。
続く組みの展開でバックに回ったゾウ・ジャンコォルオが、スクランブルからギロチンを仕掛ける。ガードのなかで頭を抜くことができない椿は体重を前方にかけて腰を落とす。ここでゾウ・ジャンコォルオが技を解くと、椿は立ち上がり際にパンチを当てていく。アッパーに続く左フックを当てた椿に対し、右アッパーを振るったゾウ・ジャンコォルオがバランスを崩す。
頭にヒザを狙った椿は、ゾウ・ジャンコォルオが立ち上がると左を差してクリンチへ。ボディロックからワキを潜り、バックに回った椿。ゾウ・ジャンコォルオの上体がロープの間から外に出るとブレイクがかかる。ハイでバランスを崩した椿は下になると、バックを許す。乗りすぎたゾウ・ジャンコォルオが腕十字を狙うが、そこでタイムアップとなった。
2R、右ハイをキャッチしてテイクダウンを奪った椿、その瞬間にゾウ・ジャンコォルオが三角絞めに入る。足をすくい、続いて腕を伸ばしにきたゾウ・ジャンコォルオが腕十字に切り替える。再び、三角クラッチに戻ったゾウ・ジャンコォルオが腕を伸ばす。その腕を捻って左のパンチを落とした椿は、胸を張って三角はしのぐ。
ドントムーブでリング中央から再開となると、立ち上がった椿はガードを取るゾウ・ジャンコォルオにローを蹴っていく。ブレイクがかかり、スタンドで再開となるとフックで前に出た椿が組んでコーナーにゾウ・ジャンコォルオを詰める。ヒザ蹴りを繰り出した椿は、ゾウ・ジャンコォルオに組まれてもテイクダウンを許さずフックを放つ。
右オーバーハンドをから組んだ椿がコーナーのゾウ・ジャンコォルオにパンチの連打からエルボーやヒザ蹴りを入れる。ゾウ・ジャンコォルオは左フックを入れ、クリンチへ。離れた椿が左右のフックを打っていく。椿が飛びヒザを狙ったところで2Rが終わった。
最終回、椿の右ローでグラウンドに崩れたゾウ・ジャンコォルオは疲れが目立つ。蹴り上げにもかまわずパンチを落とし、立ち上がってローを蹴る。レフェリーがここでブレイクを命じ、試合がスタンドで再開する。椿は踏み込むながら左を打ち込み、さらに頭からぶつかっていように近づいてショートの連打を繰り出す。
コーナーでの組み合いでボディロックテイクダウンを決めた椿が、パンチを落とす。さらに左のエルボー、パンチを入れた椿がゾウ・ジャンコォルオを圧倒する。残り2分40秒でブレイクがかかると、スタンドでゾウ・ジャンコォルオがワンツー。椿はローを返す。左フックから右を当てた椿はゾウ・ジャンコォルオの左を被弾しながら組んでコーナーに押し込むと、ボディロックテイクダウンに成功する。
リング中央で再開後、ゾウ・ジャンコォルオのグローブが緩んでいるとタイムが入る。椿トップでリスタートし、殴られながらも腰を切ったゾウ・ジャンコォルオが腕十字へ。左腕を伸ばされないよう、ヒザを頭部に入れた椿はタイムアップと同時に両手を挙げ勝利をアピールした。
結果、よりダメージを与えた椿がプロMMA初勝利を挙げた。