【UC104】岡見勇信、試合後のコメント
24日(土・現地時間)にロサンゼルスのステイプルス・センターで行なわれたUFC104『MACHIDA vs SHOGUN』。第4試合に出場した日本期待の岡見勇信が、判定0-3でチェール・ソネンに敗れた。これでUFC二敗目となった岡見の試合後のコメントをお届したい。
【写真】ソネン戦の敗北でタイトル戦線から一歩後退となった岡見勇信。今後のために、彼が今思想うことは…… (C) ZUFFA
「完敗です。こうすれば良かった、ああすれば良かったと後から思うこともあるのですが、そういう風にあとで気付くことも含めて、実力が足らないということだと思います。
ソネン選手は強かったです。最初にテイクダウンを切って、得意の組みの態勢になったのですが、そこでヒザ蹴りを狙ったときに股間をすくわれるように投げられたのは、ビックリしました。力が想像以上で、そのあとはアレ、アレと思っている間に攻め込まれました。こういうことは今までになかったです。
今回、可能な限り最高の練習をやってきました。そんな状況で、この敗北は本当に悔しいですが、今、自分がある状況の限界を見たような気がします。
日本だとどうしても、トレーニングパートナーが限られて、自分が攻める練習ばかりになる。工夫を重ねて、トレーニングをしてきても、限界があるかなと――。
思い切って海外で練習を積むという選択肢も……。このまま日本で練習を積んでいると、自己満足で終わってしまいそうで、もう一度ゼロからチャレンジしたいです。自分より大きなトレーニングパートナーのなかで練習する必要があると思います。
UFCで勝つために倒されない、下にならない。そうやって練習してきて、それが一番だと思っていたのですが、そこを崩された時のことを考えていなかった。考えが甘かったです。
パスポートをなくしたこと? それは関係ないです。ただ、今回は本当にソネン選手という強いファイターと戦えてよかったです。今までにない負けを経験し、ホントに悔しいですが、この経験を生かすも殺すも、僕次第ですから。しっかりと考えて、実行していきたいと思います」