【Bellator214】ベラトール2019年第一弾=プレリムで、AJ・アガザームがプロMMAデビュー戦!!
【写真】ベラトール・ライト級にはかつてグラップリングで熱戦を繰り広げた ベンヘンが所属しているが、MMAで再戦が実現できるポジションまで上がっていけるか(C)Polaris
26日(土・現地時間)、2019年のBellatorイベント第1弾=Bellator214がカリフォルニア州ロサンゼルスのザ・フォーラムで開催される。ヘビー級ワールドGP決勝=ベラトール世界ヘビー級王座決定戦、エメリヤーエンコ・ヒョードル✖ライアン・ベイダー戦がメインの同大会で、注目のグラップラーがMMAデビューを果たす。
それがグレイシーバッハ所属のAJ・アガザームだ。2014年のノーギワールド・ライト級世界王者で、2017年のADCCでは66キロ級で準優勝を果たしているアガザームは、昨年11月にベラトールと契約を果たしディアズ兄弟と練習するなどデビューに備えてきた。
ノーギの印象が強いアガザームはPolarisの常連でもあり、MMAファイターとのグラップリング・シーンでの主な絡みでは、そのポラリスでジェイク・シールズと時間切れドロー、ミノワマンに三角絞めで一本勝ち、レフェリー判定が採用されてからはベンソン・ヘンダーソンに判定負けを喫している。ポラリス以外でも、アガザームはACB柔術に出場しマラット・ガフロフにレフェリー判定勝ちを収めている。
当然、柔術黒帯のアガザームだがベースはレスリングで、カレッジ・レスラー時代にアマチュアMMAにチャレンジしたクラブ・メイトに付き添った際に欠場選手が出て、代役出場の要請を受けてRNCで勝利。その後もう1試合アマMMAを経験し、パウンドでTKO勝ちを収めている。この12年以上前のアマMMA参戦を経て柔術に興味を持ち、その後のキャリアを築き上げたアガザームはポラリスでは観客の掛け合いなども見せ、ショーマンシップに溢れた一面を披露してきた。
今回はプレリミで、同じくプロ初陣+アマMMA3勝1敗のジェシー・ロバーツなる選手と160ポンド契約マッチで戦う。そのアガザームは「最近のMMAは皆がキックボクシングと柔術を練習していて、柔術家らしい戦いがない。俺はかつてのような柔術家の戦いを見せる」と豪語している。
とはいっても、その柔術自体がレスリング・ベースのフォーク・スタイル柔術的なコントロール+サブミッションのアガザームが、どのようなMMAを披露するか興味深い。