【Pancrase302】手塚裕之、村山暁洋にフルマークの判定勝ちに「KOしたかった!!」
<ウェルター級/5分3R>
手塚裕之(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
村山暁洋(日本)
村山の左ジャブに対し、右ローを入れた手塚。右ローを続け、左ハイを放つ。これをブロックした村山は左から右を伸ばす。頭を振って前に出る手塚は、左フックを放つ。手塚は左ボディフック、続く左フックは空振りに。左ジャブを差し合う両者、手塚は右ローを入れ、左フックを届かせる。圧力を高める村山は左ボディフック、左ジャブ、左ローと左側からの攻撃を続ける。
右オーバーハンドをかわした村山は診ている時間が長い。手塚は左フックを当て、右ロー、さらに左ボディフックを打ち込む。ハイ、飛びヒザ、そして右オーバーハンドと空振りになったが積極的に戦った手塚が、ジャッジ3者の支持を得た。
2R、ローを蹴り合い、村山の左ジャブが手塚の顔面を捉える。手塚は左フックを当てると、右ローへ。左ジャブをダブル、頭を振って村山の攻撃をかわす手塚が左ローを蹴る。ケージに押し込まれボディを被弾した村山は前に出て左ジャブ、手塚は構わずロー、ハイに続き左から右を当てていく。手塚はローを続け、左フックを振るうもこれは届かない。それでもケージに村山を追い込む。村山は大外刈りを失敗し、終盤に連打を受けてテイクダウンから引き込んでラウンド終了を迎える。この回も手塚がジャッジ3人の支持を集めた。
最終回、引き続き右ローを蹴り込んだ手塚が、左フックをヒットさせる。慎重な攻めのなかで左ロングフックを打ち込んだ手塚は右ローを蹴りこみペースを譲られない。ローを効かされた村山はジャブを返すも、ボクシングマッチでは受け身になり過ぎているか。対して手塚はローを効かせ、さらにパンチを振るって前に出る。ここで村山のフックが当たり、手塚も一瞬だから動きが落ちる。
すぐに持ちなおした手塚は、パンチを被弾しながら拳を振るい続け、タイムアップに。手塚はフルマークで判定勝ちを手にし、「KOしたかったけど、村山選手は上手くて最後までできませんでした。大晦日、チャンスがあれば出してください。KOしまーす」と話した。