【Bellator210】ダニエル・ヴェイケル×ゴイチ・ヤマウチ戦、ジョー・ウォーレンがプレリミに!!
【写真】まさかプレリミでヴェイケル×ゴイチの一戦が組まれようとは (C)BELLATOR
30日(金・現地時間)、オクラホマ州タッカービルのウィンスター・ワールドカジノ&リゾートでBellator210「Njokuani vs Salter」が開催される。チディ・ンジョクアニ×ジョン・ソルターがメインと同大会、ベラトールではある意味珍しい形のイベントといえるだろう。
オクラホマ州のネイティブ・アメリカン・リザベーションのカジノはベラトールにとって常設会場。メインカードは前述したンジョクアニ×ソルターを筆頭に、オクラホマといえばこのファイター──デヴィッド・リッケルズ、さらに20勝1敗のフェザー級戦士フアン・アルチュレタが出場し、女子フライ級のブルーナ・エレン×クリスティーナ・ウィリアムスが組まれている。
いってみれば、ごくごく普通……いや、やや小粒なカードといえる。そんななか注目したいのはプレリミカードの充実ぶりだ。ベラトールのプレリミといえば、多くのイベントでローカルファイターがずらりと並んでいるという印象が強いが、今大会では「この選手がプレリミ出場?」という名が何人も見受けられる。
まずはライト級のダニエル・ヴェイケル×ゴイチ・ヤマウチ。ヴェイケルは2度に渡りフェザー級王者パトリシオ・フレイレに挑戦し、結果的にスプリット判定負けと逆転KO負けを喫したものの、ベルトをほぼ手中に収めかかった実力者だ。そして対戦相手の日系ブラジリアン、ヤマウチもフェザー&ライト級のトップ戦線で戦ってきた。
まさにベルトを視野に入れたヴェイケル×ゴイチの一戦以外でも、フェザー級とバンタム級を制した──グレコローマンレスリング世界王者のジョー・ウォーレンもプレリミでショーン・バンチと対戦する。このところ10試合で6勝4敗とはいえ、暫定王座を含めると3度の世界王者のプレリミ出場に関しては、彼自身が「信じられないけど、俺に決定的はない。ただ戦うだけだけだ……なぜプレリミなのか理解できない」とコメントしている。
加えてイスラエルのノード・ラハットとアイルランドのブライアン・ムーアのフェザー級戦も、アイルランドや英国ばかりかイスラエルでもイベントを開催するベラトールが、わざわざオクラホマのカジノ大会で組むのか首をかしげざるを得ない。ばかりか、また知名度はないが12勝1敗の英国人ファイターのマイク・シップマンや、キャリア5勝目を狙うモロッコ人選手のアディル・ベンジーラニーらが、大西洋を越えて前座試合で戦うことになっている。
勿体ないは豪華なプレリミと言いかえることができる。カリフォルニア在住のベテラン=アンソニー・ルイスや、GLORYのキックボクサーとしても名の通ったジョー・シリングの登用とスルーできない試合が前座に並ぶ、それが今大会の最大の特徴といえるかもしれない。
■ Bellator210対戦カード
<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョクアニ(米国)
ジョン・ソルター(米国)
<ウェルター級/5分3R>
デヴィッド・リッケルズ(米国)
ギルヘルミ・ボンバ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
フアン・アルチュレタ(米国)
ジェレミー・スポーン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ブルーナ・エレン(ブラジル)
クリスティーナ・ウィリアムス(米国)
<ライト級/5分3R>
ダニエル・ヴェイケル(ドイツ)
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ジョー・シリング(米国)
ウィル・モリス(米国)
<ミドル級/5分3R>
マイク・シップマン(英国)
スコット・ヒュートレル(米国)
<フェザー級/5分3R>
アディル・ベンジーラニー(モロッコ)
ダニエル・カーリー(米国)
<バンタム級/5分3R>
ジョー・ウォーレン(米国)
ショーン・バンチ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・ルイス(米国)
ジョーダン・ヤング(米国)
<ミドル級/5分3R>
ハラー・ダフィヤン(アルメニア)
ジェラルド・ハリス(米国)
<ミドル級/5分3R>
クリス・ハニーカット(米国)
コステリョ・ファン・スティーニス(オランダ)
<フェザー級/5分3R>
ノード・ラハット(イスラエル)
ブライアン・ムーア(アイルランド)
<ヘビー級/5分3R>
ルディ・シャフロス(米国)
ヴァーノン・ルイス(米国)