【Pancrase353】ウェルター級転向の内藤由良が、ゴイチ・ヤマウチと再起戦&世界再挑戦へ
【写真】どのような体躯で、ケージに姿を見せるのか (C)MMAPLANET
19日(水)、4月27日(日)に東京都立川市の立川スステージガーデンで開催されるPancrae353で内藤由良がゴイチ・ヤマウチと対戦することが発表されている。
Text Manabu Takashima
透暉鷹✕カリベク・アルジクル・ウルルのバンタム級KOPC、押忍マン✕佐藤生虎のウェルター級王座決定戦、さらには雑賀ヤン坊達也✕天弥=ライト級KOTCというタイトル戦に続き、スペシャルワンマッチという冠がついたウェルター級戦が決まった。
ミドル級KOPからUFCとの契約を目指し、昨年9月にコンテンダーシリーズに参戦もアテバ・ゴーティエにキャリア初となる黒星=TKO負けを喫した。そんな内藤が階級を下げて、世界を再び目指す再起戦でゴイチという強敵を迎えることとなった。
ゴイチはBellator在籍9年。フェザー級からウェルター級の3階級で14勝5敗の戦績を残し昨年はPFLに参戦した。1勝1敗でプレーオフ進出を逃しているが、ネイマン・グレイシーを破るなどピークの強さを誇っている。
「日本に戻ってきて、日本で最も伝統のあるMMAショー、パンクラスで戦えることをとても嬉しく思います」というコメントをリリースに寄せているゴイチに対し、内藤は「ウェルター級に階級変更ということで、初めての大幅減量をします。ミドル級の頃の良さを生かしつつ、自分が更にどれだけのパフォーマンスを発揮できるのか凄く楽しみです。ゴイチ選手は毎試合とても心を震わせる試合をしていて、とてもリスペクトしています。リスペクトを持って勝ちに行きます。パンクラスシストを世界に証明」とコメントしている。
フェザー級時代に同じKOPのISAOが、ゴイチのRNCに敗れているが、ゴイチの寝技は重厚感を増して健在だ。内藤は本人も話しているように、いかにウェルター級で以前のように動けるかだけでなく、絶対的にはスピードが増し、相対的にはパワーが増すことが不可欠。加えて、スタミナを失わない戦いができるのか。
加えて自らのペースで戦えない時に、精神の耐久性が問われるゴイチの戦い。ここでインパクトを残せば、再びUFCへの道が見えてくる大切な一戦となる。
なお日本での戦場は違うが、同じくコンテンダーシリーズにミドル級で挑んだ岩﨑大河もウェルター級に転向し再起戦を3月に行う予定だったという話も伝わってくる。世界を目指し一度は壁に跳ね返された両者の77キロでの再出発、──注視したい。