【Pancrase301】八田のガードワーク&シングルレッグを遮断したドゥが、TKO勝利
<ストロー級/5分3R>
アンソニー・ドゥ(米国)
Def.3R2分08秒by TKO
八田亮(日本)
間合いを測りつつ組んで引き込んだ八田がオモプラッタへ。腕を抜いて下がったドゥを追いかける八田は、ガードを取りクローズドへ。ガードが空くと、ドゥが右足を抜きハーフに取り、潜らせないよう頭を押しのけてパンチを入れる。シッティングで前に出て来る八田に対し、ドォは距離を取る。引き込みを警戒するドゥに八田は右を当て、シングルへ。肩に乗って潰したドゥが頭を押してパンチを続け、足を抜く。ドゥはスタンドに戻ると、ワンツーを伸ばし、続けて右ストレートをヒット。組んで引きこむ八田は、ハーフで腕を差し上体を起こそうとするが、ドゥはマットについている腕を払ってトップをキープした。
2R、初回に3票を集めたドゥはシングルを切ってバックに回る。前転からガードに戻しシッティングの八田だが、ドゥがスタンドで待ち受ける。シングルを切り続けるドゥは、バックやトップを取りパンチを打ちつける。スイープを切られた八田は巻き込んで上を取りに掛かる。バランスは崩しても下にならずスタンドに戻るドゥ。シングルで足をとれずガードを取り、スタンドに戻った八田は飛びヒザを狙われた際にバックへ回る。胸を合わせに来たドゥに対し、バックから後方に倒れ込んだ八田が両足をフックする。ドゥは腰をずらすと、八田は反応してマウントに移行する。
ドゥはハーフを戻すが、八田はアームロックの形から両足をフックしRNCに移行する。アゴの上から絞める八田、ドゥは胸を合わせて上を取ると鉄槌を連打する。さらにエルボーから右のパンチを連打したドゥはオモプラッタにも腕を抜いて立ち上がり、パンチとヒザを入れて2票を獲得──ラウンドを譲らなかった。
最終回、余裕を持って組ませなくなってきたドゥはガードからのシングルを潰しパンチや鉄槌を頭部に打ち込む。スタンドに戻ったドゥが右ストレート、ボディ、さらに右ストレートを打ち込む。シングルで組めず、ガードも取れなくなった八田はケージを背負い、ドゥが近づくのを待つ。構わず前に出て来たドゥに対し、組みから前転し足を狙った八田だが、ドゥは余裕を持って離れる。
同じようにケージを競って待つ八田は、右を受けシングルから引き込もうとして引き込みを狙ったところでレフェリーが試合をストップし、ドゥのTKO勝ちが決まった。