【Bellator207】計量終了 ベイダーより一回り大きなミトリオン。ライト級のバンクス&キンボJrにも注目
【写真】微妙な位置関係の正面からの撮影。ミトリオンの大きさが目立つ (C)BELLATOR
11日(木・現地時間)、12日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator207「Mitrione vs Bader」の計量が行われた。
メインのヘビー級ワールドGP準決勝で戦うマット・ミトリオンとライアン・ベイダーを始め、13試合全26人の出場選手中体重オーバーは、プレリミのバンタム級でマイケル・キンベルと対戦するアレックス・ポッツのみだった。セミで対戦するロイ・ネルソンとセルゲイ・ハリトーノフは両者揃って終始笑みを浮かべるリラックス振りで手を合わせて、ステージを後にした。メインで戦う両者も余裕綽々──そして、明らかに生粋のヘビー級ファイターのミトリオンが、ライトヘビー級王者のベイダーより大きかった。
キンボ・スライスの息子ベイビー・スライスことケビン・ファーガソンJrは、今回MMA5戦目で4連勝を狙う。ゴールドチェーンのネックスレスに金歯と、サイズは違うが父親のイメージとダブる雰囲気を醸しだすベイビー・スライス以上に、今大会のライト級で注目はカリントン・バンクスの復帰戦だ。
アーロ・ピコ、エド・ルースのようにベラトールが育成するレスリング・ベースの新鋭だが、D-3オールアメリカンレスラーのバンクスが彼らと違うのはブラックジリアン所属時代にTUFに出演していた点にある。バンクスはブラックジリアン×ATTというジム対抗戦形式のシーズン21で現UFCファイターのサバウ・ホマシに勝利したオクタゴン行きは成らず、レガシーFCを経てベラトールと契約を果たした。
テイクダウンとKOパワーを持った右オーバーハンドの融合で、勝ち星を積み重ねてきたバンクスだが、昨年10月にアダム・ピコロッティにRNCで一本負けし8戦目でキャリア初黒星を喫した。1年のインターバルを経て、サークルケージに戻って来るバンクスが12月14日に世界王者ブレント・プリマス×マイケル・チャンドラー戦が決まったライト級戦線で、コンテンダー争いに名乗りを挙げることができるのか、試金石の一戦となる。
■ Bellator計量結果
<ヘビー級ワールドGP準決勝/5分3R>
マット・ミトリオン: 255ポンド(115.66キロ)
ライアン・ベイダー: 229.5ポンド(104.09キロ)
<ヘビー級/5分3R>
ロイ・ネルソン: 263.75ポンド(119.63キロ)
セルゲイ・ハリトーノフ: 263ポンド(119.29キロ)
<ウェルター級ワールドGP補欠戦/5分3R>
ロレンツ・ラーキン: 171ポンド(77.56キロ)
イオン・パスク: 169.5ポンド(76.88キロ)
<ライト級/5分3R>
ベイビー・スライス: 154.75ポンド(70.19キロ)
コーリー・ブラウニング: 155ポンド(70.31キロ)
<ライト級/5分3R>
カリントン・バンクス: 153.75ポンド(69.73キロ)
マンデル・ナロ: 156ポンド(70.76キロ)
<女子フライ級/5分3R>
クリスティ・ロペス: 125ポンド(56.7キロ)
サラ・クリック: 125ポンド(56.7キロ)
<177ポンド契約/5分3R>
アンドレ・フィアーリョ: 177ポンド(80.28キロ)
ハビエル・トーレス: 176ポンド(79.83キロ)
<135.75ポンド契約/5分3R>
マイケル・キンベル: 136.5ポンド(61.91キロ))
アレックス・ポッツ: 135.75ポンド(61.57キロ)
<ウェルター級/5分3R>
シェーン・ラリー: 174ポンド(78.92キロ)
ケムラン・ラチノフ: 174.5ポンド(79.15キロ)
<ウェルター級/5分3R>
カストリオット・ジェーマ: 171ポンド(77.56キロ)
パット・ケイシー: 170.75ポンド(77.45キロ)
<女子フェザー級/5分3R>
シネード・カヴァナグ: 145ポンド(65.77キロ)
ジェネイ・ハーディング: 145ポンド(65.77キロ)
<ミドル級/5分3R>
ティム・キャロン: 184.5ポンド(83.68キロ)
ヴィニシウス・デ・ジャズース: 186ポンド(84.37キロ)
<女子フライ級/5分3R>
アレクサンドラ・バロウ: 125.5ポンド(56.92キロ)
リサ・ブライン: 125.25ポンド(56.81キロ)