【PFL2018#8】カピタォンの反則=蹴り上げで、フェザー級決勝はサイラー×パーマーに
5日(金・現地時間)にルイジアナ州ニューオリンズのアーネスト・N・モリアル・コンベンションセンターで行われたPFL2018#08 Playoffs。当日に速報ができなかったフェザー級準決勝第2試合の模様をお届けしたい。
<フェザー級準決勝/5分3R>
スティーブン・サイラー(米国)
Def.2R0分52秒by DQ
アレッシャンドリ・カピタォン・アルメイダ(ブラジル)
レギュラー・シーズンではサイラーがカピタォンをギロチンで秒殺しており、3カ月で再戦を迎えることとなった。ワンツーから3発目も出して前に出るカピタォンに対し、サイラーがワンツーのフックやアッパーを決める。早くも目尻をカットして流血に追い込まれたカピタォンは、テイクダウン狙いから引き込む。サイラーは寝技に付き合わず、カピタォンはレフェリーによってスタンドに戻される。
直後にダーティーボクシングからアッパーを連打したカピタォンが、ダブルレッグでテイクダウンに成功する。バックを取ったカピタォンはスタンドのサイラーにワンフックも、前方に落とされる。ここでガードの中に入ったサイラーは大きな動きを見せず、ガードが開くとスタンドに戻る。起き上がってきたカピタォンをケージに押し込む展開にレフェリーはブレイク。その後カピタォンは左ローを続け、サイラーもローを返すという小康状態の中でカピタォンがダブルレッグを決めてラウンドを締めた。
2R、カピタォンはこの回も左ローを多用し、そこからパンチにつなげ右フックをヒットさせる。サイラーの右フックに組んだカピタォンが引き込む。スタンドで様子を伺っていたサイラーが寝技に移行し、両ヒザをついた状態でカピタォンは左足で顔面を蹴り上げえてしまう。
明らかな反則攻撃でアゴを蹴り抜かれたサイラーは、頭を抑え座り込む。このまま試合続行は不可能となり、反則勝ちでサイラーがフェザー級トーナメント決勝=ランス・パーマーと大晦日に戦うことが決まった。