【AJJC2018】ミディアムヘビー級は香港のバイキング・ワン・ウェイチュンが優勝
【写真】ミッドヘビー級優勝はワン・ウェイチュン。写真は準決勝でマイケル・ザニエウスキーを破った時のモノ(C)KISUKE SUSUKI
7日(金)から9日(日)まで東京都足立区の東京武道館で開催されたIBJJF主催「アジア柔術選手権2018」。日本最大の国際トーナメント、アダルト黒帯決勝戦をレポート。第6回はミディアムヘビー級ファイナルの模様をお届けしたい。
Special Thanks to Mr.Takuya Araki
<ミディアムヘビー級決勝/10分1R>
バイキング・ワン・ウェイチュン(香港)
Def.22-2
カイル・スキバ(豪州)
立ちの攻防から引き込んだワンが、クローズドの中にスキバを収める。立ち上がったスキバに対し、ワンが足関節を狙う。スキバが尻餅をつく同時に、ワンが片ヒザ立ちになってスイープの2Pを獲得する。50/50のスキバのクラッチが離れ、ワンがストレートフットロックを仕掛けつつ、立ち上がろうとしたスキバの片足をリフトしてスイープを許さない。
ガードを取り直したスキバはパスを仕掛けるワンにハーフバタフライでスイープ。前転させられたワンがそのまま腕を取って十字にトライするも、すっぽ抜けてスキバが2-2に追いつく。ワンは再びクローズズガードの態勢を取り、立ち上がったスキバの左足を掴んでバランスを崩しにかかる。
ヒザをついて耐えたスキバは、ラペルを取られると立ち上がり、胸を張ることでワンがラペルを放した。ワンはスキバがガードの中で両ヒザをつくと、サイドスイープからマウントを奪い8-2と一気にリードを広げることに成功する。
スキバのブリッジに立ち上がったワン。スキバのハーフバタフライ・ガードを右腕を差して耐え、すかさず足を抜いたワンがパス&マウントで7Pを追加する。ハーフに戻されても、自らのラペルをスキバの首に巻きつけたワンは、得点板を見て残りタイムを確認する。
パスの圧力をかけつつ時間の経過を待つワンがさらにパス&マウントで22-2とし、そのままタイムアップに。香港のSWATチームに柔術を指導しているバイキング・ワン・ウェイチュンがミディアムヘビー級を制した。
■ミッドヘビー級リザルト
優勝 バイキング・ワン・ウェイチュン(香港)
準優勝カイル・スキバ(豪州)
3位 ドゥ・ユンライ(中国)、マイケル・ザニエウスキー(カナダ)