【Brave CF14】バーレーンの王子率いるMMA大会に修斗に来日したクエロ、ラカイのパカティウらが出場
【写真】チーム・ラカイ第2世代のパカティウ。散打で奨学金を得てコルディリャ大に進学した学徒ファイター (C)MMAPLANET
18日(土・現地時間)、モロッコはタンジェのオムニ・スポールでBrave CF14が開催される。
Brave Combat Federationは中東バーレーン王国の王族シェイフ・ハリド・ビン・ハマド・アール・ハリーファ王子の支援により、2016年9月に旗揚げしたMMA大会だ。アル・ハリーファ王子はジェイフ・ハマド・ビン・イーサー・アール・ハリーファ国王の5男で、バーレーンでは青少年スポーツ最高評議会の議長を務め、バーレーン・アスレチック・コミッションの長でもある。
いってみればブレイブCFは中東の王国を母体としたMMAプロモーションで、僅か2年の活動で13度目もイベントを開いてきた。その開催地も本拠バーレーンが3度、ブラジルではクリチバが2度でベロオリゾンチが1度、この他UAEのアブダビ、インドのムンバイ、カザフスタンのアルマタイ、インドネシアのジャカルタ、ヨルダンのアンマン、英国・北アイルランドのベルファーストと世界各地が舞台となっている。
出場選手は日本では名が通っていないアラブ系ファイターが多いが、それでも元UFCのルカス・マルチンス、同じくレオナルド・マフラ、RIZINで体重オーバーし元谷友貴に勝利も公式記録はNCとなったフェリペ・エフライン、HERO’SやDREAMで活躍したJZ・カバウカンチ、さらにパンクラスとグランドスラムに来日したホジェリオ・ボントリンらブラジル勢、英国からも元UFCのノーマン・パーク、フランスからは元Bellatorのカール・アモゾーらが参戦してきた。
加えてロシア勢や東南アジアではフィリピンから選手が招聘されている。そんなブレイブCFにとって、スペインからジブラルタル海峡を渡ったベルベル世界への入り口=モロッコのタンジェでは初開催となる今大会のメインは、現ブレイブCFライト級王者でモロッコMMA界のエース、オットマン・アザイタールがウェルター級戦でセルビアのダニエル・ココラと戦う一戦が用意されている。
この他、修斗やWSOF GCで来日経験のあるアーノルド・クエロが、上に記したエフラインと対戦またカナダの元UFCファイター=ジェレミー・ケネディ×イタリアのダニエル・ピロのフェザー級戦、フライ級ではロシアのヴェリムラッド・アルカソフ×メジャーで戦う機会が訪れない米国フライ級のパイオニアの一人で現CFFCフライ級王者ショーン・センテーラ戦など、コアファン好みの対戦が並んでいる。
さらにアジア最強チーム・ラカイからはジェレミー・パカティウがモロッコ入りを果たし、キース・リーと戦う。パカティウはこれがブレイブCFでの6戦目となり、戦績を3勝3敗のイーブンに戻したいところだ。
チーム・ラカイからはクリサント・ピットピットンゲ、ジョン・オリバーがパカティウと共にブレイクFCで戦っており、クリス・コルトンの参戦も決まっている。日本や韓国でなく、バーレーンの王族MMAプロモーションはフィリピンに目を付けた。この事実も興味深い、ブレイブCFだ。
■Brave CF14対戦カード
<ウェルター級/5分3R>
オットマン・アザイタール(モロッコ)
ダニエル・ココラ(セルビア)
<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・ケネディ(カナダ)
ダニエル・ピロ(イタリア)
<ウェルター級/5分3R>
アブドゥル・ブジョラキモフ(ロシア)
シドニー・ウィーラー(米国)
<バンタム級/5分3R>
アーノルド・クエロ(フランス)
フィリッピ・エフレイン(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
ヴェリムラッド・アルカソフ(ロシア)
ショーン・センテーラ(米国)
<ミドル級/5分3R>
イクラム・アリスケロフ(ロシア)
ディエゴ・ゴンザレス(スウェーデン)
<バンタム級/5分3R>
ジェレミー・パカティウ(フィリピン)
キース・リー(米国)
<ミドル級/5分3R>
アルトゥル・グセイノフ(ロシア)
タレック・スレイマン(シリア)
<ライト級/5分3R>
ジェミル・チャン(オランダ)
アレハンドロ・マルチネス(メキシコ)