【ONE75】セクストンとONE初戦へ、下石康太─02─「ライト級はかなり強い選手が集まっている」
【写真】対戦相手のセクストンと。ダニエル・グレイシーの黒帯柔術家だ(C)TAKASHI NAKAKURA
ONE75「Pursuit of Power」の開始まで、試合開始まで30分を切った。
今夜、同大会でアリエル・セクストンと戦う下石康太インタビュー後編。置いていかれないために選んだONEという戦場、その初戦を前に下石が話したことは……。
<下石康太インタビューPart.01はコチラから>
──ロードFCで戦ってきて、そしてONEへ。予選も含め、ロードでの経験はどのような財産になりましたか。
「国内で戦っていたら、世界から置いていかれる。もっと外国人と戦わないといけないという危機感を感じさせてくれるようになった1年間でした」
──アジア人とはいえパク・デソン、バオ・インカン。簡単な相手ではなかったです。
「パク・デソン……、なんか急に同じ大会に出ることが決まったそうです。一昨日ぐらいに、スケジュールを貰ったら1試合増えているなぁって。それがパク・デソンだったんですよ(笑)。彼らアジア人選手と戦い、ベルナウイに負けてもっと強い選手と鎬を削っていかないといけないと気付かされました。
ベルナウイは僕より若くて、戦績も少ないです。でも戦ってきた内容が僕と違っていました。BAMMA、M-1、KSW……そういうところへ自分も行かないと差が広がっていく一方で、置いていかれると思いました」
──ONEは頂点は強い。そして、東南アジアのキャリアの少ない選手のレベルは低い。そういうなかで豪州、ニュージランド系や米国在住の選手の実力が、日本人選手が出ることによって明らかになってきました。
「強いですよね。ライト級でもあの安藤(晃司)選手に勝ったイブ・タンも強かったです」
──そういうなかでアリエル・セクストンですが、イブ・タンには微妙な判定で敗れました。
「普通に強いです。下の選手には絶対に負けてないし、ロジャー・フエルタに勝っている。勝ち方も良いので、力のある選手だと思います。エドゥアルド・フォラヤンもいるし、ライト級はかなり強い選手が集まっていますね。
だから……身が引き締まる相手です。柔術的なサブミッションの仕掛けも早いし、そこは警戒が必要です。打撃も使ってきますよね。気落ちで負けると、やられてしまいます」
──下石選手がやらなければいけないことは?
「テイクダウンに打撃を混ぜること、そして打撃にテイクダウンを混ぜることですね」
──日本のファンがDEEP時代の下石選手の動きを想像しているなら、この1年で力をつけた下石選手の強さをしっかりと見せられる試合になることを願っています。
「そうですね、しっかりと勝って成長した姿を見せたいです」
──イヴォルブで練習してきたオーソドックスでの活躍、期待しています(笑)。
「アハハハ。でも、帰国してからもオーソドックスでの練習も試合が決まるまでは続けてきたので。いずれ……そのうちには武器にします(笑)。スイッチも面白いですね。良い経験ができました」
■ONE75対戦カード
<ONE世界ウェルター級王座決定T準決勝(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ジョー・ナタウット(タイ)
ヨハン・フェアテックス・ダライ(フランス)
<ONE世界ウェルター級王座決定T準決勝(※83.9キロ)/5分3R>
ルイス・サッポ(ブラジル)
テイラー・マグワイヤー(米国)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
徳留一樹(日本)
<キックボクシング・ミドル級/3分3R>
セルゲイ・マスロボエウ(リトアニア)
フロホォ・キャウアッシ(フランス)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キアヌ・スッバ(マレーシア)
シエ・チャオ(中国)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリエル・セクストン(コスタリカ)
下石康太(日本)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
エミリオ・ユールシア(米国)
リー・カイウェン(中国)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ジヒン・ラズアン(マレーシア)
プリシーラ・ジャオル(インドネシア)
<ムエタイ・フライ級/5分3R>
ペッダム・ペッティンディー(タイ)
ジョシュ・トナ(豪州)
<80キロ契約/5分3R>
トレストル・タン(フィリピン)
パク・デソン(韓国)