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【UFC226】ジョー・ローガン曰く「史上、最も退屈なヘビー級戦」はルイスが判定で、ガヌーに勝つ

<ヘビー級/5分3R>
デリック・ルイス(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
フランシス・ガヌー(カメルーン)

ゆっくりとケージ中央に歩を進めたルイス。距離を取るガヌーに対し、ルイスが右ハイを見せる。一発で終わる──そんな意識が、両者を慎重にさせているのは明らかだ。1分10秒が過ぎ、最初の交錯でルイスが右の蹴りから、左を伸ばしたガヌーに右を振るっていく。すぐに離れたルイスはスイッチキックを見せてなお、距離が遠く届かない。

2度目の接近は2分30秒後、ロングジャブのガヌーにルイスが組みつき離れるという展開だった。残り1分を切り、距離が縮まるとルイスがワンツー、ガヌーがバックステップでかわし、ここからまたお見合いに。ルイスが蹴りを見せただけで、このまま初回が終わった。

2Rも黙視戦は続き、残り3分20秒で右を振るったルイスが組みついていく。これを切ったガヌーは、続くワンツーも距離を外す。ガヌーは両方の構えでジャブを見せるのみ。ルイスの右ローが2発届き、ガヌーが右ミドルを狙う。残り70秒でレフェリーが注意を促す。ルイスは左ミドルを当て、右は空振りに。ガヌーはそれでもここも見る一方だ。最後の20秒で左を放ったガヌー、解説のジョー・ローガンが「歴史上、最も退屈なヘビー級マッチだ」と吐き捨てた。

最終回、右ローを蹴るルイス。ガヌーは前蹴りから左ハイを繰り出す。蹴りよりも外のレンジで試合は進み、レフェリーが手を叩いてファイトを要求する。と左から右を振るって組んでいったルイス。切ったガヌーが、鉄槌のように拳を振るい落とす。ガヌーの右ミドルはモーションが大きく、当然のようにルイスが察知する。ルイスがローを当て、前蹴りに前進してフックを振るう。

ガヌーは左フックを振るって前に出るが、3千里ほど距離は遠い。ガヌーの左ハイは、頭を下げたルイスの頭上をすり抜ける。ようやく右ミドルに左フックを届かせたガヌー。ルイスは組んでヒザ蹴りを2つ突き上げる。残り10秒、左ミドルのルイスに対して、ガヌーが組んでテイクダウンを仕掛けたところで、試合はタイムアップに。

大ブーイングのなか、ローガンが「最低の試合」と言葉を重ねる。22発×11発、届いたパンチは何発か。ドミニク・クルーズが試合中にドローとしかつけようがないといっていた試合は、ルイスの手が挙げられた。


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