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【UFC226】流血の殴り合いはスプリットで、マイク・ペリーがポール・フェルダーを下す

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ペリー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29
ポール・フェルダー(米国)

右ローを蹴ったフェルダー、ペリーは右オーバーハンド、左フックを放っていく。この接近戦で頭が当たったか、組んでケージにペリーを詰めたフェルダーは、頭が当たり額をカットしている。ペリーも額中央から流血が確認されるなか、ケージ際でのポジションの入れ替えが続く。エルボーを打ち合い、フェルダーが離れるとペリーは前蹴りを繰り出す。フェルダーは右ストレートをヒット、近距離でペリーが左エルボーを当てる。

スピニングバックエルボーを狙い、離れて右ストレートを届かせたフェルダーは、ペリーの右にヒザを突き上げる。中間距離から、さらに距離を詰めてフックを振るうペリーに対し、フェルダーはやや遠目の距離から左ハイを放っていく。ロー、後ろ回し蹴りを駆使するフェルダーに対し、ペリーは我慢の時間が続く。組んで突破口を開きたいペリーだが、ボディにヒザを受ける。エルボーを当てて離れたペリーに後ろ回し蹴りを繰り出したフェルダー。ペリーはボディを打ち抜き、シングルレッグを切って初回終了を迎えた。

2R、右ハイを放ったフェルダーに対し、ペリーが左ボディストレートを打つ。自分の間合いを作りたい両者、ペリーは組んでシングルから大きくフェルダーを抱え上げてスラムを決める。フェルダーは腕十字を逃げられるも、スクランブルからスタンドへ。押し込んだペリーがエルボーを打ち込んでから離れる。

互いにタイミングを計るなか、フェルダーが後ろ回し蹴り。ペリーは待ちの姿勢で、右ローを連続で蹴られる。中に入ってきたペリーを左エルボーで迎えうったフェルダーだが、左リードアッパーがテンプルの当たりに当たり、右目尻をカットし大量の流血に見舞われる。

組んだ状態から試合は再開し、バックに回ったペリーがテイクダウンに成功する。続くスクランブルで互いに汗と血で滑ってバックを取り切れず、立ち上がると近距離でエルボーを打ちあいラウンド終了となった。

最終回、左フックを再び打ち込んだペリー、フェルダーは間合いを取り直す。ここでもペリーが左フックをヒットさせ、右を伸ばす。フェルダーは後ろ回し蹴りをレバーに決め、右ヒザをボディに突き刺す。さらに右ローを蹴ったフェルダーは右の相打ちから、左ミドルへ。ペリーは近い距離をとれないでいたが、踏み込んで右ストレートをヒットする。

残り2分を切り、フェルダーがワンツーを入れ、左ボディフック、ヒザ蹴りで攻める。ペリーはダブルレッグからシングルでケージに押しこみ、バックに回り込む。ヒザとヒジを打ち合い、フェルダーは胸を合わせてスイッチを仕掛け、ペリーが反応してバックを維持する。30秒で胸を合わせてフェルダーが離れると、試合は近距離のボクシングマッチに。

フェルダーはヒザを2発当てるも、ペリーも最後までパンチを振り続けてタイムアップとなった。頭突きで始まった熱戦は、スプリットに割れペリーに凱歌があがった。

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