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【UFC102】伝説の対決はノゲイラに軍配、マイアは初黒星

【写真】昨年11月、ブロック・レスナー戦以来のオクタゴン登場となった46歳クートゥアー。実に13歳下のノゲイラと激しい殴り合いを展開し、ポートランドを沸かせた (C) ZUFFA

8月29日(土・現地時間)、米国オレゴン州ポートランドのローズガーデン・アリーナでは、UFC102『COUTURE vs NOGUEIRA』が開催された。

20000人以上の収容を誇るNBAトレイルブレイザースの本拠地を舞台に、そのメインでは、高校時代からUFCキャリアの初期まで、長きに渡りポートランドと縁のある人生を送ってきたランディ・クートゥアーが、準ホームでアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを迎え撃つ“UFC×PRIDEレジェンド対決”が行われた。

異様な場内の盛り上がりのなかで始まった一戦は、試合序盤から、大ベテラン二人による打ち合いが繰り広げられ、ノゲイラから2度のダウンを奪い、クートゥアーはグラウンドでもスイープやパウンドを許す苦しい展開に。3R終盤には大歓声をバックに、トップを奪い返し、パウンドを放つ場面もあったが、最後は判定3-0でノゲイラに軍配が挙がった。


試合後には、引退のコメントを引き出したいジョー・ローガンに、「敗北は残念だ。でも、これはそういうスポーツ」と語った46歳・クートゥアー。“MMA界の鉄人”は、これからも戦い続けることを宣言した。

また、メインに負けない注目のカードとして行われたミドル級の一番、ブラジリアン柔術の技術をオクタゴンのなかで如何なく発揮する“柔術セレブ”デミアン・マイアと、トータルファイターとして、日本のリングでキャリアを重ねたネイト・マーコートによる一戦は、大方の予想に反し、なんと、開始21秒で右ストレートを打ち抜いたマーコートの勝利となった。

その他にも、ライトヘビー級戦線では“現王者”リョート・マチダにMMAキャリア唯一の敗戦を喫したチアゴ・シウバが、キース・ジャーディンを相手に1ラウンドTKOで快勝、その復帰を勝利で飾った。

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