【PFL2018#3】トレドを絞め落としたマゴメドカリモフ、淡々と圧倒する戦い方が怖い
<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドカリモフ(ロシア)
Def.1R4分54秒by RNC
ハーマン・トラド(米国)
ワイドスタンスのトラドが、左フックを振るいながら前に出る。マゴメドカリモフは軽くステップを踏んで回り込むとケージ中央を取る。マゴメドカリモフのローをキャッチしたトラドが組んでいくも、ヒザ蹴りを顔面に受けて離れる。直後に左ハイを繰り出したマゴメドカリモフは、左右の前蹴りを繰り出す。
トラドはフックを振るって組みつくが、マゴメドカリモフはテイクダウンの受けも強く逆にケージに押しこみヒザをボディに突き上げる。右腕を差して、左でボディを打つマゴメドカリモフがシングルを仕掛けて離れる。トラドの左オーバーハンドにも、マゴメドカリモフは左ジャブで対応し、逆に右オーバーハンドを届かせる。トラドのシングルレッグを潰し、危なげない試合展開のなかサイドキックをボディに入れたマゴメドカリモフは、左飛びヒザを当て、左右のパンチで追撃をかける。
トラドも頭を下げてフックを振り回すが、これは当たらずマゴメドカリモフの右アッパーカットで顔面をモロに打ち抜かれる。ケージ際を後退したところで組まれて、バックを許したトラドはバックマウントから左のパンチ&鉄槌を連打されRNCで落とされた。
プレッシャーが持ち味のトラドを意に介さず、淡々と迫力ある攻撃で仕留めたマゴメドカリモフは「今日の結果はトレーニングの成果だ」と振り返り──、優勝賞金の使い道を問われると「家族のため、そして貧しい人のために使いたい」と答えた。