この星の格闘技を追いかける

【ONE72】安藤晃司、エブ・ティンを追い込むも左ヒザでダウンし判定負けで──3連敗に

<ライト級(※77.1キロキロ)/5分3R>
エブ・ティン(ニュージーランド)
Def.3-0
安藤晃司(日本)

右ミドルハイを放つティン、左ローから左フック、右ハイと攻勢に出る。安藤は右ジャブから左を伸ばすが、ティンも右を打っていく。タンの右ハイをガードしながらも動きが止まった安藤は、パンチにダブルレッグを仕掛ける。ギロチンで抱えるティン、ロープに詰まるとすぐにブレイクが掛かる。スイッチを織り交ぜるティンに対し、安藤は右ジャブを当てる。ジャブから左ストレートを当てた安藤は、再び左を当てる。

ティンの攻撃が見えるようになってきた安藤は、左を2発当てる。ハイはしっかりとブロックし、左右のフックも防いだ安藤、リードは許したが中盤以降はペースを取り戻した。

2R、左右構えを変え、蹴りも散らすティンが左を伸ばす。左ストレートを入れた安藤は、左をしっかりと当てていく。ローにも左ストレートを合わせた安藤は、ティンの蹴りをブロックしたが右ストレートを当てられる。それでも安藤は距離を詰めて右を当てる。右ボディを入れ、左に続き右を打ち込む安藤が、打たれても打ち勝つ角度で前に出て攻勢を続ける。

安藤は圧を強め、左フックをボディに打ち込み、顔面にショートを連打する。インパクト勝負のONE、最終回には決定的な場面が欲しい安藤に対し、ティンは右ミドルを蹴っていく。右ジャブを当て、左を伸ばす安藤はボディに一発入れ、右ジャブから左を効かせる。後手に回るようになったティンにパンチを纏める安藤が左ストレートを打ち込む。

安藤のパンチの精度がティンを大きく上回り、圧力を掛けてダブルレッグを仕掛ける。ボディロックテイクダウンにロープを掴んだティンをレフェリーが流す。ティンも左右のフックを振るい、蹴りも見せるが印象点狙いのような攻撃だ。

パンチを続ける安藤だったが、左ヒザを被弾し後方に倒れてしまう。すぐに立ち上がった安藤は組んでからすぐに離れ、打撃の間合いへ、右ストレートを被弾し、左を返したところでタイムアップに。ペースを掴み逆転の芽が出ていたところで、痛恨の左ヒザを被弾した安藤は0-3でエブ・ティンに判定負けを喫し、これで3連敗となってしまった。勝者は二冠王マーチン・ヌグエンに挑戦したいとアピールした。


PR
PR

関連記事

Movie