【UFN132】アランテスを寄せ付けず、最後はクリンチからヒジ打ち。恐るべき、ソン・ヤードン
<フェザー級/5分3R>
ソン・ヤードン(中国)
Def.2R4分59秒by KO
フィリッピ・アランテス(ブラジル)
いきなり左を伸ばしたソン・ヤードン、アランテスが右を返す。ボディから右オーバーハンド、左フックをショートでスピーディに伸ばすソン・ヤードンが、右を当てる。コンパクトなボクシングが上手いソン・ヤードンは前に出て来るアランテスに着実にパンチを入れ、後ろ回し蹴りで観客を沸かせる。アランテスは左ハイを右で圧されるように後方にバランスを崩す。
ハーフから勢いのあるエルボー、パンチを連打するソン・ヤードンに対し、アランテスはクローズドに戻して固めるばかり。UFCで10戦以上のキャリアがあるアランテスに対し、ソン・ヤードンが完全にラウンドを取った。
2R、いきなり左ハイを見せたソン・ヤードンは、アランテスの前進にも下がらず、ダブルレッグを切ってトップを取る。ガードの中から勢いのあるパンチ、エルボーを初回と同じように打ち込むソン・ヤードンに対し、アランテスは背中を預け後方から殴られる。上を向いたアランテスをサイドで追抑え、足を取り来たところですかすとバックへ。ワキ腹にヒザを入れ、後方からパンチを落とし、アランテスが上を見ると肩固めを仕掛けたソン・ヤードンは技を解いて上四方、そしてサイドで固める。
右を差して立ち上がったアランテスが右を当て、ダブルレッグへ。体を入れ替えたソン・ヤードンが逆にアランテスをケージに押しこみ、ラウンド終了間際に右エルボーを思い切り打ち抜く。耳の下を打ち抜かれたアランテスは前方に倒れ、パウンドを受けて敗れた。
あの時間帯でクリンチからエルボーを決めてのKO勝ち、ソン・ドーヤンが2試合連続でビッグインパクトを残した。