【Arzalet FGC03】マルキーニョスの相手ヌルスルタン・イリスバイ・ウウルらキリギス勢が参戦
【写真】未知すぎるキルギスの3選手たち。どのようなファイトをソウルで披露するのか (C)REAL
20日(木)、REAL/ARZALETより7月7日(土・現地時間)に韓国ソウルのカンナム区にあるクラブ・オクタゴンで開催されるArzalet FGC03の追加対戦カードの発表があり、マルコス・シウバの対戦相手がキルギスの未知強ヌルスルタン・イリスバイ・ウウルに決まった。
Alzalet FGCではキルギスで2014年12月に活動を開始しWEF(World Ertaymash Federation)とパートナーシップを結び、同国よりキャリア8勝0敗1分のヌルスルタン・イリスバイ・ウウル、またWEFライト級王者トクトグロフ・イリンベック、さらにバキトベック・デュションバイ・ウウルの3選手が、同大会への出場が決まった。両者ははそれぞれ韓国のイ・ギョンソップ、クレバー・ルシアーノ門下のリカルド・ディアスと対戦する。
WEFは日本では殆ど知られていないが、GLOBAL、SELECITON、PROFIGHTという3つのブランドを持ち、キルギスだけでなくウズベキスタンやカザフスタン、ロシアでもイベントを開いており、大会開催数も3大会合わせて55度を数えるプロモーションだ。
マルキーニョスにとって1年5カ月振りのMMA。最近ではQuintetでクレイグ・ジョーンズにこそ足関節を取れたが、ユン・ドンシクと宇野薫を腕十字で斬って落としているが、打撃有りの試合勘はどこまで保っているのか。一方、ヌルスルタン・イリスバイ・ウウルのWEFでの試合動画を見る限り、蹴り足を掴まれて倒されると同時に腕十字を仕掛け、三角絞めに移行するなどサブミッションに長じているようだ。加えて右ストレートも重そうだが、テイクダウンディフェンスやポジショニングなど、やはり未知な部分が大きい。
トクトグロフ・イリンベックはウェルター級でも戦っているファイターで、キャリアは6勝2敗。昨年8月のWEFライト級王者に輝いており、ジャカレの愛称を持つ。打撃からテイクダウンを狙うというごくごくオーソドックスな選手であるが、比較的簡単にガードを取る。キャリア5勝0敗のバキトベック・デュションバイ・ウウルに至っては今回のプレスリリースにあるように──打たれ強く粘り強いファイトが持ち味という情報しかなく、まさに未知中の未知といえる。
アルゼルトではこのWEF勢との対抗戦もプランニングされているようで、仮にヌルスルタン・イリスバイ・ウウルがマルキーニョスの柔術に対抗できるようであれば、WEFの質も相当高いと考える必要がある。ROAD FCで猛威を振るラファエル・フィジエフ、両親はウクライナ人だがキルギスで生まれ育ったUFCファイターのヴァレンティーナ・シェフチェンコと、タイガームエタイ所属の同国人ファイターに強さは既に折り紙付きだが、果たして──。