【TOP FC18】殴り殴られ、鼻血を流し目の周囲を腫らしたソ・ジヨンがパク・シユンに競り勝つ
<女子ストロー級/5分3R>
ソ・ジヨン(韓国)
Def.2-0]29-28.29-28.29-29
パク・シユン(韓国)
TTFC07でライカと対戦したソ・ジヨンが、パク・シユン対戦。右を思い切り振るうパクに対し、ソは強烈な勢いでワンツーを何度なく打ち込む。パクも負けじと右フックを打ち込むが、ソがテイクダウンを決めてハーフからエルボーを打ち込む。起き上がったパクのボディにヒザを入れたソ、パクも右を打ち返す。打撃は互角でも、パクは簡単にダブルレッグを決められハーフでエルボーを被弾する。パクの立ち上がり際にバックからRNCを狙ったソは、前方に落とされトップを許してしまう。
ここも早めのブレイクで試合がスタンドに戻ると、ソの右前蹴りが顔面にヒットする。パクの前進にダブルを合わせるソ、すぐにパクもスクランブルに持ち込む。ケージ際の攻防はブレイクが命じられ、打撃の距離になるとソのロングフックが決まる。パクはアイポークがあったとアピールし試合が中断されるが、スローを見る限りソは拳を半握りのような形で打ったように見える。ドクターチェック後、再開するとソがワンツーを2度入れ、ラウンドを締めた。
2R、開始直後のパンチの交換で、パクが再びアイポークがったと中断を要求する。ここは確実にソが連続で指を伸ばしており、注意が与えられる。再開後、パクはソのダブルレッグを切って、逆にケージに押しこむ。ここもブレイクが入り、続く打撃戦のなかでのソのダブルレッグを切ったパクが、再びケージへ。ソが押しこみ返し、小外掛けを狙うが倒せない。パクが押し返したところでブレイクとなった。
ソは左ロックフックを当て、ジャブからワンツーと攻勢に。パクの力いっぱいの右は届かないが、その勢いを嫌がったかソはテイクダウンを狙い、2度に渡り切られる。打たせて右を打ち抜くパクが、気持ちで押し返し始めたラウンド終了を迎えた。
3R、パクの左ジャブが当たり、激しい打撃戦へ。右を打ち込むパクに対し、テイクダウンを切られたソもワンツーを連続で当てて前に出る。ソは左ジャブ、パクが右フックを当てる。ダブルレッグを切られたソは頭を抑えられ、右アッパーを思い切り2発被弾する。それでも立ち上がってワンツーを連続で放ち前に出るソ。この攻撃を受けたパクも右フックを返す。
ソはテイクダウンを切られてパンチを被弾し、立ち上がった時には姿勢が乱れるようになっている。右アッパーを放ったパクは、軸がしっかりしており、テイクダウンをすかすとすぐに立ち上がることができないソに重い右を振り被って3発打ち込む。ふらつくソはダメージもそうだが、スタミナを切らしたか。それでも前に出るソだが、やはり足がついてこない。
パクも疲れ、拳を下ろすシーンが増えて来る。それでもパクが右フックをヒットさせ、摩に出て来るソに右を当て続ける。鼻血を流し、左目の下を腫らしたソは最後まで前進を続けたが、タイムアップとともに座り込んでしまう。パクもセコンドに抱きかかえられないとコーナーに戻れないという激闘は、ソ・ジヨンが2‐0で競り勝った。