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【UFN132】シンガポール大会に井上直樹と安西信昌が出場、安西の相手は親子鷹ジェイク・マシューズ!!

Inoue & Anzai【写真】井上直樹は昨年6月のシンガポール大会以来、安西は9月の日本大会以来の試合となる (C)Zuffa LLC/Getty Images & KAORI SUGAWARA

16日(月)、UFC JAPAN PRより6月23日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムでUFC Fight Night 132「Cowboy vs Edwards」の開催と一部カード、さらに日本から安西信昌及び井上直樹の出場が発表された。


エアアジア提供となる同大会は、シンガポールで今年から3年連続でイベント開催となる第一弾になる。日本も含め、アジア太平洋地区では豪州以外で定期的なイベント開催となっていなかったUFCだけに、今回のような複数年契約を締結は世界最高峰のアジア定着へ向け、確かな一歩となるであろう。

そんなシンガポール大会で組まれるカードでまず発表されたのが、ドナルド・セラーニ×レオン・エドワーズのウェルター級戦だ。言わずと知れた歴戦の猛者カウボーイに対し、現在5連勝中のエドワーズが挑む。セラーニは2月にヤンシー・メデイロスをKOし、悪夢の3連敗から復調の兆しを見せたところで、その3連敗の相手の一人であるダレン・ティルとの対戦を蹴られた形のエドワーズと戦うこととなった。

また今大会はアジア太平洋という枠組みのなかで開催であるように、豪州勢の出場も多く女子フライ級でジェシカ・ローズクラークが、ジェシカ・アイという北米系の相手を迎え撃つ。

同時に今大会では豪州×アジアという軸も見られ、アシュカン・モクタリアンとナディア・カッセムがそれぞれフィリピンのジュネル・ラウサ、中国のイェン・シャオナンと戦うことも決まっている。そんな豪州×アジア路線で、安西が戦うジェイク・マシューズは要注目のファイターだ。

19歳でUFCデビューを果たしたマシューズは、親子鷹ファイターとしていられ実家の庭で父親の指導を受け、MMAの基礎を築いた。デビュー以来9連勝、UFCでも連勝と破竹の勢いを見せていたマシューズだが、その後は壁に当たった感もあり、UFCでは6勝3敗と波に乗り切れずにいる。

とはいってもUFCで3つの勝ち星が先行している23歳だ。安西にとっては、厳しい相手でありマシューズ・アップの試合であることは確かだが、だからこそこの一戦に勝ちがある。勝って、自らの評価を挙げることができる対戦相手ということができる。

また昨年のシンガポール大会でUFC初陣を飾った井上直樹は、ジェシカクラークと同様にアジア太平洋ファイターとして北米の選手を迎え撃つこととなった。日本の大会の負傷欠場を経て1年振りの実戦で戦う相手はマット・シュネルだ。シュネルはLegacy FC暫定フライ級王者から、各国のMMAプロモーションのフライ級王者が集ったTUF24に出演しティム・エリオットに敗退も、UFCと契約を果たした。

現在1勝2敗とはいえ、全てが米国大会の戦績、決して楽な相手ではない。逆に井上が前線のように一方的な展開をシュネルにできれば、トップ10入りが見えて来るとっても過言でない。

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