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【PJJC2018】重量級3階級の見どころ。レアンドロ・ロ、ヘビー級出場。キーナンはスーパーヘビー級に

Lo【写真】一発の強さという部分で秀でているロだが、ヘビー級ファイトでは息切れも目立っていた (C)MMAPLANET

8日(木・現地時間)から11日(日・同)にかけて、カリフォルニア州アーヴァインのブレン・イベントセンターにてIBJJF主催のブラジリアン柔術パン選手権が行われる。世界選手権への前哨戦とも言えるこの大会のプレビュー最終回は、重量級3階級の見所を紹介したい。


【ヘビー級】
最大の注目は、レアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)のエントリーだ。年々増量を続けて昨年遂にヘビー級に進出した怪物は、ヨーロピアンとパン大会の双方で完全優勝を果たした。しかし世界柔術の階級別では、超新星ニコラス・メレガリにスイープをもらいまさかの敗戦。さらに9月のADCC世界大会の一回戦でも、豪州から突然現れたクレイグ・ジョーンズにバックを奪われチョークで一本負け。二度に渡り敗れることで世界を震撼させてしまった。

今年1月のヨーロピアンは一階級下のミディアムヘビーにエントリーしたロだが、怪我により欠場。今回のパンナムでは再びヘビー級に乗り出してきた。これは、昨年失敗した4階級世界制覇に今年再び挑むための布石なのか。それとも今大会を、5月にミディアムヘビー級で世界王座を取り戻すための調整程度に考えているのか。

昨年のヘビー級戦線では、要所で爆発的な力を発揮して勝利したものの、軽い階級で戦っていた頃の圧倒的な運動量は影を潜めていた印象が強かったロ。今年はこの体重でどういう戦いを見せるのか。他の有力選手としては、昨年ロとよくヘビー級決勝を争ったタナー・ライス(ソウルファイターズ)くらいしか見当たらないこの大会だが、怪物の戦いぶりは見逃せない。

Keenan Cornelius【スーパーヘビー級】
ヨーロピアンで階級別と無差別を完全制覇したキーナン・コーネリアス(アトス)が、階級を一つ上げてエントリー。ヨーロピアンで繰り出した新戦法=ラペルを用いたラバーガードが今大会も炸裂するのか、それともさらなる別の手を見せてくれるのか。

コーネリアスと準決勝で当たりそうなのが、強烈なレスリングベースを持つティム・スプリッグス(ロイド・アーヴィン)。コーネリアスとは何度もマットで顔を合わせているこの男。勝率は良くないものの、2015年の世界大会階級別ではテイクダウンで得たポイントを上から守りきって勝利。あまり見栄えは良くないが、コーネリアスの技術を無力化しうる戦法の使い手だ。

別ブロックには、スプリッグスと同門にして、昨年の本大会で(その年に世界王者となる)エルベース・サントスと感情剥き出しの喧嘩マッチを展開して強烈な印象を残したモハメッド・アリーも控えている。下の階級での出場が多いコーネリアスやスプリッグスとは異なり、普段からこの階級のトップ戦線で戦っているアリーこそ、優勝候補本命と言えるかもしれない。

【ウルトラヘビー級】
本命は、昨年王者のガブリエル・ホシャ(ソウルファイターズ)だろう。巨体に似合わぬ躍動感溢れる動きを見せるホシャは、世界最強の柔術家マーカス・アルメイダとも一進一退の攻防を広げることのできる、魅せる超重量級戦士だ。

対抗として挙げられるのは、別ブロックに控えるヒカルド・エヴァンゲリスタ(GFチーム)か。以前にアルメイダを負傷に追い込み世界最強の座から引き摺り下ろしたことで名を挙げたこの男は、1月のヨーロピアンのこの階級を制しており、復調ぶりを見せている。

さらにホシャと同ブロックには、08年と11年に最重量級の世界王者となり、その後UFCでも活躍したアントニオ・ブラガ・ネト(ババルズアイアンジム)の名前もある。10年前の世界王者とは言え、まだ30歳。ホシャのような現役世界トップと張り合う力を持っていてもおかしくないだろう。

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