【PJJC2018】ライトフェザー級、嶋田裕太──ジョアオ・ミヤオを越えない限り頂点は見えない
【写真】嶋田×ジョアオは実現するのか。その勝者と戦うことが濃厚なパブロ・モントバー二にもムンジアル戦線を睨むうえで要注目だ(C)MMAPLANET
8日(木・現地時間)から11日(日・同)にかけて、カリフォルニア州アーヴァインのブレン・イベントセンターにてIBJJF主催のブラジリアン柔術パン選手権が行われる。世界選手権への前哨戦とも言えるこの大会のプレビュー第2回は、ライトフェザー級の見所を紹介したい。
マキシー・ムスメシ、アイザック・ドーダーレイン、イアゴ・ジョルジの出場しないライトヘビー級にエントリーしている嶋田裕太(ネクサセンス)は、昨年のパン大会とムンジアルの両大会で1回戦を突破したものの、いずれも2回戦でジョアオ・ミヤオ(PSLPBシセロ・コスタ)と当たり、0-6、0-4で敗北している。
どちらの試合でもキレのある動きでミヤオにパスを許さなかった嶋田だが、ワームガード等でスイープを許して下になった後で場外ブレイクに持ち込まれ、上下の入れ替わるポイントゲームに持ち込ませてもらえなかった。
準々決勝から登場の嶋田の初戦の相手は、今年のLAオープンを制しているマニュエル・マシアス(アレス)となった。嶋田がここを突破したら2回戦=準決勝で待っている相手は、またしてもミヤオだ。前述したように昨年のミヤオとの2戦では、ポイントを先行されると、スクランブルで場外となりアドバン止まりで上下の入れ替わるシーソーゲームに持ち込ませてもらえなかった。嶋田は場外に出ようとしている動きと、耐えて下にならない動きの違いを肌感覚で身につけつつあるという話も伝わってくる。
ジョアオと準決勝で対戦することになれば、この一年の嶋田の進化という部分で真価が問われる戦いとなる。
なお、もう一つのブロックにはヨーロピアンで3位に入賞しているパブロ・モントバー二(アレス)やレネ・ロペス(ブラザCTA)らがエントリーしている。特にモントバーニは、準決勝で強豪イアゴ・ジョルジに敗れたもののレフェリー判定に持ち込んでおり、決勝進出の有力候補だ。