【KSW42】1日前に出場決めたモイルがスタミナ切れで、3R開始に応じることできず。ボイチクが再起飾る
<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ボイチク(ポーランド)
Def.2R終了時 by TKO
ハテフ・モイル(ドイツ)
マルチン・ザワダのセコンドとして現地入りしていたモイルは、計量直前に代役出場が決まった。一方、ライトヘビー級王座奪取失敗から再起戦となるボイチクはモイルに合わせてヘビー級戦に挑む。ローを蹴るボイチクが、左ミドル。モイルは真正面からのテイクダウン狙いを切られ、ローでバランスを崩す。フックを振り回しシングルに出たモイルだが、テイクダウンを奪えない。
モイルは左フックを受け動きが止まれると、ボイチクが飛びヒザを狙う。モイルは前に出てパンチを振るっていくが、逆に左ストレートを被弾する。それでもモイルはシングルレッグでテイクダウンに成功しバックを取って後方からパンチを打ち込む。スイッチでバックを狙ったボイチク、離れたモイルがパンチからテイクダウンを再び狙うと、ボイチクはギロチンへ。
頭を抜いたモイルは再びシングルレッグへ、ボイチクはここでもギロチンをスタンドで狙う。頭を抜くと同時にバランスを崩したモイルのバックを取ったボイチクだが、スタンドに逃してしまう。しかし、モイルは肩で息をして完全にスタミナを切らし、棒立ちで下がるのみ。時間に救われたモイルだが、その場にしゃがみ込むほど疲れ切っている。
2R、もう動けないと思われたモイルがダブルレッグでテイクダウンを奪うと、ボイチクのバタフライスイープのタイミングで、一気にパスを決めてパンチを落としていく。ボイチクが立ち上がって離れると、コーナーを見て「もう無理だ」という仕種を見せたモイルにボイチクの右ボディ、左右のフックが打ち込まれる。
ヒザを繰り出し、ケージの前で棒立ちになったモイルは左フックを思い切り振るうも空振りに。と、ボイチクはここでダブルレッグを狙いモイルをケージに押しこむ。ショートアッパーを連打したモイルは、ついにヒザに両手を置いてケージに下がる。ボイチクは左フックを3発入れ、ケージに下がったモイルに左右のフックを打ち込む。
と、モイルはシングルレッグへ。ボイチクのスタンドのギロチンは極まらない。またもヒザに手をやって動きを止めたモイルだが、なかなかの三味線引きでここからパンチを放っていく。ボイチクも疲れ、フラフラに見えるモイルを仕留めることができなかった。
しかし、モイルが3R試合開始に応じることができず、ボイチクがTKO勝ちを決めた。