【Bellator】意外!! ベラトールにジョン・フィッチが加入。抑えてウェルター級戦線をかき乱すか!!
【写真】最後までフィッチらしいファイトを展開して欲しい(C)WSOF
1日(木・現地時間)、Bellatorがジョン・フィッチと複数年独占契約を結んだことを発表した。
「ジョン・フィッチのような優れたファイターが加わり、我々のウェルター級は世界のベスト・ディビジョンになる。彼の参戦により、魅力的なマッチアップがさらに可能になった。ジョン・フィッチがベラトールのケージに何をやってのけるのか。楽しみでならない」とスコット・コーカー代表はリリースでコメントを発している。
キャリア30勝7敗1分1NCの40歳のファイター、フィッチのベラトール加入は意外といわざるを得ない。フィッチは強い。それはMMAファンの多くは理解している。2005年からUFCに出場し、オクラゴンで14勝3敗1分。これだけの戦績を世界最高峰で残しているファイターは滅多に存在しない。
その一方でテイクダウン&コントロールが絶対的に強く、打撃の交換という試合展開になることがなく、またイメージとして一本を取れない──というよりも、取りにいかないという印象をファンに与えていたフィッチは、ファンの支持率が高くない強豪であった。
そのファイトスタイルが原因なのだろう、直近5試合の戦績が3勝1敗1分という状態でデミアン・マイアに敗れるとUFCにリリースされ、WSOFへ。ここではジョシュ・バークマンに敗れる波乱のスタートから、ホウジマール・トキーニョの足関節でヒザを破壊されることもあったが、岡見勇信からしっかり勝ち切るなど強さを見せて、WSOF世界ウェルター級王座に就いている。
その後、WSOFがPFLに売却され、リボーン興行となった昨年6月のフロリダ・デイトナ大会でフィッチはブライアン・フォスターを40代最初のファイトで一本勝ちしている。PFLは2018年にレギュラーシーズン、プレイオフ、そしてファイナルというチーム球技スポーツのようなプラットフォームを発表していたが、依然として詳細は分からないままだ。
この状況でのフィッチのベラトール入りは、柔道五輪二連覇のケイラ・ハリソンのMMAトレーニングばかりがネタとなっているPFLの今後に暗雲が立ち込めていることを示唆しているのか。
またジョン・フィッチの意外なベラトール導入でウェルター級戦線はどのように推移していくのか。ベラトールがプッシュするアグレッシブなストライカーを抑え込み&バックコントロールで駆逐する可能性のあるフィッチの加入は、非常に興味深い。
■ Bellator195対戦カード
<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ダリオン・コールドウェル(米国)
[挑戦者]レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ジョー・ウォーレン(米国)
ジョー・タイマングロ(グアム)
<女子フライ級/5分3R>
エミリー・ダコート(米国)
クリスティーナ・ウィリアムス(米国)
<フェザー級/5分3R>
フアン・アルチュレタ(米国)
ウィリアム・ジョプリン(米国)
<ミドル級/5分3R>
ロメロ・コットン(米国)
ジャスティン・リーザー(米国)
<女子フライ級/5分3R>
キー・ベネット(米国)
モーガン・ソリス(米国)
<ミドル級/5分3R>
ティーガン・ドーリー(米国)
ケヴィン・ホランド(米国)
<フェザー級/5分3R>
トーマス・ロペス(米国)
アーロン・ウェッブ(米国)
<フェザー級/5分3R>
トレストン・トミソン(米国)
ジェシー・バスケス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
フェルナンド・トレビノ(米国)
アルモンド・セルヴィン(米国)
<フェザー級/5分3R>
クリス・ウィリアムズ(米国)
ダニエル・カーリー(米国)
<ミドル級/5分3R>
アンドリュー・パーカー(米国)
ウィリアム・フローレンティーノ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ジャスティン・ピーターソン(米国)
ブライアン・グリネル(米国)