【TOP FC17】ライカと戦ったソ・ジヨンが、終盤にテイクダウンを決め続け判定勝ち
<女子56キロ契約/5分3R>
ソ・ジヨン(韓国)
Def.3-0
チェ・ヒョンジ(韓国)
チェが940グラムオーバーで初回と2Rが1P減点でスタート。昨年10月のTTFC07でライカと激闘を繰り広げたソが、左を当てる。チェはローを繰り返し、前足を削っていく。右ローをキャッチされパンチを被弾しそうになったソは、距離を取り直すも引き続きローを蹴られる。ソの遠い位置からのダブルレッグはスプロールされるも、ワンツーで距離を詰め連打を打ち込んでいった。
チェのローにワンツーを合わせたソだが、自らのローに右を合わされてしまう。残り20秒でチェのローをキャッチしテイクダウンを奪ったソ、足を払うと背中を向けたチェからバックマウントを奪いパンチを落としたところで初回が終了した。
2R、チェが右を放って前に出るやソがダブルレッグへ。これを切られたソは、チェをケージに押しこむも両ワキを差されて体を入れ替えられてしまう。首相撲で崩しにかかったソだったが、ここからもクリンチの状態が続きブレイクが掛かった。
左フックと左ローを入れたソ、チェは見る展開から右ミドルに左を合わせていく。ソはダブルレッグを切られ、右フックを当てた直後に左右の連打を被弾し組みへ。バックに回り、強引な絞めを狙いつつ背中に乗りかけたところでタイムアップ、試合は最終回に。
減点を踏まえると、悪くてもイーブンのソだが、1Rを取っていると2Pのリードとなる。それでも勝利を絶対とするには、3Rを落とすことはできない。対して、チェはフィニッシュも視野に入れて戦う必要がある。右を見せたソがダブルレッグからバックに回り両足をフックする。背中は伸びばさないチェだが、手首を掴んだ状態ではパンチを防ぐことはできない。腰を上げ前方に落としにかかったチェに対し、ソは腕十字への移行を試みる。
と、この不安定のポジションで、ここから態勢が変わる一歩手前の状態にも関わらず、レフェリーがブレイクを命じる。チェは残り90秒でダブルレッグを決められ、万事休す。スタンドで粘れなくなっているように、寝技でもエルボーを落とされる。必死にカンヌキで防ぐが、スクランブルには持ち込めないチェに、ソは肩パンチ。そのままトップをキープして試合終了となり、ソが文句なしの判定勝ちを手にした。