【UFC FOX28】スティーブンスがエメットを見事なノックアウト、しかし──その後の攻撃は……
<フェザー級/5分5R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
Def.2R1分35秒by KO
ジョシュ・エメット(米国)
左を伸ばし、小刻みにステップを踏むエメット。スティーブンスは右ローを狙い、エメットが足を引く。左右に回るエメットが右、スティーブンスがワンツーを振るう。と、エメットの左ローが急所に入り、試合が中断される。すぐにリスタートとなり、エメットの前進にスティーブンスが左を合わせにいく。斜め前への踏み込みからパンチを放つエメットに対し、スティーブンスがヒザ蹴りを空振りにバランスを崩す。
すぐに立ち上がり、エメットのワンツーに右を入れたスティーブンスが左ハイを見せる。右リードアッパーのスティーブンスに、エメットは右フックを打ち抜きダウンを奪う。スティーブンスが立ち上がるのに合わせてスタンドに戻ったエメットは、そのままラウンド終了まで距離を取り、初回をモノにした。
2R、エメットの左ジャブにスティーブンスが右ヒザを繰り出す。スティーブンスはスピニングバックフィスト、エメットの右ストレートをかわす。と、エメットの右オーバーハンドに右から左フックを打ち込み、ダウンを奪う。
倒れたエメットの頭部から後頭部にエルボーを落とし、立ち上がり際にヒザを頭部に入れる。この時、エメットのヒザはキャンバスについており、2017年規定でもアウトなタイミングだった。それでもレフェリーが流し、後方に倒れたエメットがエルボーを思い切り落とされ意識を失い試合を止めた。
「145ポンドで、誰が一番パンチ力があるのか分かっただろう。誰も俺の心を折ることはできない。絶対に諦めない。ダナ、タイトルショットを与えてくれ」と訴えた。
ダウンまでは見事。しかし、反則を止められないのであればレフェリーは必要ない。今大会は2017年規定を採り入れているが、リプレイ裁定はなし。しかし、あのヒザをついた状態でのヒザと耳の後ろへエルボーを許し、勝利と認められるとやったもん勝ちになる。