【ONE66】エブ・ティン、セクストンとの接戦にスプリット判定で競り勝つ
<ライト級(※77.1キロ/5分3R>
エブ・ティン(ニュージーランド)
Def.2-1
アリエル・セクストン(コスタリカ)
じりじりとプレッシャーをかけるティンが左ハイキック、右ローを蹴る。ジャブを伸ばしながら右アッパーで飛び込むと、セクストンも右ミドルを蹴り返す。互いに構えをスイッチしながら打撃のチャンスをうかがい、ティンが左右のフックで前に出て右ミドル、そのままダブルレッグでテイクダウンを狙う。これは防がれたものの、距離が離れると強烈な右ローを蹴っていく。
これで前足が流れるセクストン。パンチの攻防でティンの左をもらってしまうが、続くティンの右ローを取ってすぐさまバックへ。リアネイキドチョークを狙いつつ、正対しようとするティンに三角絞めを狙う。ティンもこれにはすぐに反応して足をクラッチさせず、試合はスタンドの展開に戻る。
ここもやはりパンチ&右ローで試合を組み立てるティン。セクストンは再び蹴り足を掴んでバランスを崩し、ティンの立ち上がり際にハイキックを蹴る。このままケージを背負ったティンだったが、最後は自分がセクストンをケージに押し込む展開でラウンドを終えた。
2R、しっかりとパンチのプレッシャーをかけて右ローにつなげるティン。前足のつま先が内側に向いている構えのセクストンはティンのローをカットすることが出来ない。セクストンもシングルレッグから必死にテイクダウンを奪いサイドポジションへ。ティンに立ち上がられても左ハイキックから右ストレートと積極的に手を出し、再びシングルレッグから組みついてテイクダウン・バックコントロールを狙う。
この組みの攻防でセクスタンがペースを掴み、左ミドルや左の飛びヒザ蹴りもヒットさせる。ティンをコーナーにくぎ付けにし、テイクダウンと立ち際のハイキック、左ミドルに右アッパーと細かい打撃を当てる。組技を上手く織り交ぜたセクストンがペースを取り戻すラウンドになったか。
3Rもセクストンが左ミドルや飛びヒザ蹴りで先制。シングルレッグから組みついてテイクダウンを奪うと、そのままサイド、マウント、バックとポジションを変える。ここは立ち上がったティンだが、右ローをキャッチされてテイクダウンを許す。すぐに身体を起こしてタックルに入るティンに対し、セクストンはがぶりから両腕を組む形のノーアームギロチンへ。ティンも首を抜いてパンチで攻め込む。
試合がスタンドに戻るとパンチと右ローを強振するティン。セクストの蹴り足をとってテイクダウンを奪いトップポジションから攻め込む。セクストンがガードから展開を作ろうとするとティンは距離を取ってスタンドの攻防を要求。再び蹴り足キャッチからテイクダウンを奪う、今度は鉄槌を連打して攻め込む。判定は2-1と割れ、ティンに軍配が上がった。