【ACB80】トニーニョ・フリア、無表情でパンチを被弾し続けるマコエフに判定勝ち
<ライト級/5分3R>
トニーニョ・フリア(ブラジル)
Def.5-0
イスラム・マコエフ(ロシア)
ベラトール&ロードFCベテランで33勝8敗のフリアが、8勝2敗1分のマコエフと対戦。左ジャブを伸ばすフリアが、ローからワンツー。さらに鋭い右ローを蹴り、左フックを当てる。待ちの姿勢のマコエフが、ガードを固めて右ローを入れるもジャブを被弾する。ジャブから右を狙うフリアは重い右ローを蹴り込む。マコエフは首相撲からヒザ蹴り、右フックを返す。
プレッシャーを強めるマコエフに対し、ケージ際を回るようになったフリアのスピニングバックフィストにマコエフが組みつく。テイクダウンを奪えなかったマコエフは引き込むも、フリアは打撃戦を望み離れる。立ち上がったマコエフが前に出てくると、ローを入れるフリアは右ハイをブロック、直後に右アッパーを打ち込むとマコエフが前方に崩れる。鉄槌の連打を落としたフリアだが、ラウンド終了に阻まれた。
2R、タイムで命拾いしたマコエフは左ジャブから右オーバーハンドを見せる。フリアはワンツーを入れ、蹴り足を掴んでテイクダウン。すぐにスタンドに戻り、ワンツーを打ち込む。マコエフはシングルレッグを潰されるが、右を打ち込む。来いと挑発するマコエフ痛いし、フリアは後ろ手に組んで挑発し返す。と、右を受けて下がってしまったフリア。マコエフは組みを選択したが、前方に崩されトップを奪われた。
足を捌いてパンチを入れるフリアは、ここもスタンドへ戻る。マコエフは右を当てて前に出て圧を強める。フリアも左を返し、ヒザ蹴り。タフなマコエフはアッパーからダブルレッグへ。フリアはここも切ってトップを取るや、足関節狙いおマコエフに拳を落とす。スタンドに戻り、連打を入れたフリアがこの回も取ったか。
3R、ローを蹴られても手を振って観客を煽るマコエフが右の相打ちから、左を当てて前に出る。フリアはワンツーから左右のフック、右でアゴを打ち抜きダウンを奪う。倒れたマコエフにエルボーを連打され、パウンドを受け続ける。エルボーの連打にもマカエフは、足を効かせようと動きパンチを何発落とされようが、表情を変えない。ついにはマコエフが、シングルで立ち上がりスタンドでバックに回ることに成功する。
後方に倒れ込みながらバックを狙ったマコエフに対し、フリアが上体を起こしてトップを取り、マウントへ。最後までパンチを耐えきったマコエフだが、判定でフリアに敗れ、ロシア勢がブラジルに連敗となった。