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【2017~2018】阿部大治─03─「UFCは強豪揃い」&「最終的に全員を倒せば良いので。アハハハハ」

Daichi Abe【写真】国内での拠点=HMC JAPANができたことで、出稽古にも本格的に乗り出すことになるようだ(C) MMAPLANET

9人のファイター達が語る2017年と2018年、阿部大治の足跡と一里塚─最終回。

今回の取材後に2月11日にルーク・ジュモー戦が決まった阿部は、その時点で対戦相手云々ではなく今後を語っていた。

観ていて面白い試合、全て勝てば良い、日本の子供が憧れる存在になる──可能背は無限大、阿部の話を聞いている側も元気になってくる。

<阿部大治インタビューPart.01はコチラから>
<阿部大治インタビューPart.02はコチラから>


──それは楽しみです。

「柔道の投げが決まると、観客席もわくだろうし。そこもやってみたいんですよね(笑)。それにスイッチをすることで、どっちでも蹴り、殴ることができると戦いの幅が広がりますし」

──それをここHMC JAPANで構築していく?

「そうですね、ハワイのHMCからハル(嶋西)さんも定期的に来てくれますし、出稽古の場所も増やそうかと思います。それにHMC JAPANに選手を呼んで、ここでもプロ練習ができるので環境を整えていきたいですね」

──しかし、HMC JAPANも話が出てからアッという間に完成が近づいてきましたね。

「最初は9月ごろに話が始まり、12月8日にプレオープン、1月の5日から本格的にオープンします。僕はHMCの所属なので、その日本支部のここが拠点になります。自分の練習は当然として、パーソナルレッスンも担当していこうと思っています。

ただ出稽古に関しても、僕はあまり日本のMMAジムの事情が分かっていないので。一緒に練習させてもらいたいと思っても将来的に対戦相手になる可能性もあるし……。仲間意識が芽生えるタイプなので、どうすれば良いか分かっていなかったです。

でもUFCだと日本人同士の対戦はないだろうし、ちょっとまた出稽古に関してはしっかりと考えて、年が明けたら始めたいですね」

──ベースができて、出稽古と上手く連動した阿部選手の2018年が楽しみです。

「早く試合がしたいです。ダナ・ホワイトにもSNSでアピールしているのですが、なかなか決まらないです(笑)(※取材後に2月11日のUFC211でルーク・ジュモーと対戦することが決まった)」

──それだけに次の試合は、サミングで失った距離を取り戻し本来の動きができれば良いですね。

「そうですね。やっぱり一般の人が観て分かる試合を心掛けたいですから。そして、野球やサッカーのように子供たちの目標となるMMAファイターになりたいです。

今の日本では、格闘家を目標とする子供たちはなかなかいないですから、僕がそういう存在になります。そうやって日本のMMAの柱になりたいです(笑)。そのためにも必ずUFCのチャンピオンになります」

──では2018年はどのような年にしたいですか。

「取り敢えずは次の試合の相手は誰でも良いです。僕の勝ち方を見せて、そこでマイクでランカーを指名します。2018年の取り敢えずの目標はランク入りですね。UFCは強豪揃いだから楽しい。誰がチャンピオンでもおかしくない、バケモノみたいな選手が揃っていますから、本当に楽しみです。

まだオーソドックスの試合しか見せていないので、次の試合は距離間も全く変わって来る。スイッチと柔道でトップ10に入り、世界最高峰の舞台……ラスベガスで戦いです」

──中国など新興国家も強い選手が増えてきました。

「それでこそUFCです。だからUFCが強いと思っている選手なら、誰とでも戦いたいです。強いヤツに勝たなければ、その上には行けないので。

名前があるヤツを食って、僕の名前をあげて……。最終的に全員を倒せば良いので。アハハハハ。と同時にレフェリーが何を言っているのか理解できるようになりたいです(笑)」

──期待が高まるばかりの阿部選手です。ではファンに一言お願いします。

「侍の国、日本を代表して世界のUFCで2018年はトップ10を目指して頑張るので、応援よろしくお願いします」

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