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【DEEP80】安谷屋智弘勝利、柴田”MONKEY”有哉「TVマッチに出たい」

Yuya Monkey Shibata【写真】家族や友人が大阪から会場に駆けつけていた今回の試合。簡単に下にならない、ラバーガードを取らないことを意識しているように見えた (C)KAORI SUGAWARA

21日(土)、東京都江東区のディファ有明でDEEP80が開催され、柴田”MONKEY”有哉は安谷屋智弘にフルマークの判定で勝利した。

8月のDEEP×PANCRASE対抗戦で安永有希に判定勝ちを収めていた柴田は、3カ月で2試合というハード受けジュールを生き残り、再浮上を強く印象付けた。そんな柴田を大会終了直後の控え室でキャッチし、安谷屋戦とこれからの目標を尋ねた。


──3-0の判定勝ち、おめでとうございます。

「嬉しいですけど、課題がいっぱい見えたので、すぐにでも練習がしたいです。前の試合でも狙われた苦手なところを今日も狙われてしまいました。そこで苦戦というか自分の思った通りに行かへんかったから、そこを詰めていきたいです」

──ほぼ2カ月で2試合、コンディション管理は大変ではなかったですか。

「この前の試合の後も休まずにずっと練習をして来たから、もうちょっと休んでから試合をしても良かったかなあと思いますね」

──この短期間で試合を受けたのは?

「前の試合の当日にオファーをもらったんです。僕も今年はいっぱい試合をしようと思っていたから受けました。対戦相手は決まっていなかったですけど、僕と同じDEEPとパンクラスの対抗戦にフライ級で出ていた安谷屋選手とほぼほぼ当たるやろうなと思っていました。なので、今回の試合は相手どうこうより、自分の作り方かなと思っていました」

──豪快な内股など、柔道の投げを多用していました。

「柔道をやっていたので、その動きが結構MMAにも活かせるなあと思い、ずっと使っている動きや技です。そこまで出すことを意識してはいなかったですし、自然に出たんかなあと思います。この試合に向けてずっと意識して練習して来た事よりも、ずっと体に馴染んでいる事が試合では出ましたね(笑)」

01──投げて、スクランブルからバックを取り、チョークを仕掛けるという試合展開は作戦だったのですか。

「作戦とは全く違いますね。もっと打撃で相手が来るかなと思っていたので、ちょっと押し込んで来るのが多いなと思いました。めっちゃ嫌でしたね。

極めはチャンスがあれば狙おうと思っていたのですけど、下になれへんようにずっとスタンドに戻すことを意識してやっていたので、そこは出せたかなと思います。投げからの流れも、もうずっと染みついている動きなので、試合中にはそこまで考えていなかったです。練習でもあまり意識していなかったですけど、ああいう動きが僕の持ち味かなあと思いますね」

──この試合に向けて、強化して来た点は?

02「意識して強化して来たのはスタンドですね。フェイントをかけて相手がパンチを返して来たところで、打って行く練習してきたんですけど、相手が打って突っ込んで来たから、それが出来へんかったですね。試したかった事が試せなかったですけど、そこは自分の実力が足りていないと思って、また頑張ります!」

──その課題を踏まえて、これからどのようにキャリアップをしていきたいですか。

「昔のPRIDEが僕の夢なので、TVマッチに出たいですね。僕はPRIDEを見て格闘技を始めました。そのPRIDEが蘇ったのがRIZINなので出たいです。ただ、RIZINはなんかちょっと昔のPRIDEとは違うじゃないですか。

総合格闘技の団体として、もっと輝いて欲しいなと思うので、僕も出たいです。余計なことをせずに練習をして、格闘技のことを考えて行動をしていきます。もっと一般のお客さんに受けるような、一般の人が見てもインパクトが残る試合をしてアピールするしかないかと思います。

今年は年内にもう1試合あるかなあと思います。試合をしたいですね。そして僕の夢はRIZINに出る事です!」

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