【KSW40】代役&デビュー戦のポリティオに苦戦し、ラチッチがスプリット判定勝利
<バンタム級/5分3R>
アントゥン・ラチッチ(クロアチア)
Def.2-1
パウウェル・ポリティオ(ポーランド)
急遽代役出場となったポリティオはプロデビュー戦。左を伸ばしたラチッチにヒザを狙い、テイクダウン狙いをスプロールしたポリティオがローを蹴る。ラチッチは右フックを振るい、ハイをガードして組みに行くがここもポリティオが切る。ようやく左を届かせたラチッチを追いかけてヒザを突き上げたポリティオが右をヒットさせる。
ダブルレッグを防がれ、ヒザのフェイクを見せるポリティオに対し、ラチッチは空振りが多い。右アッパー、右ボディを打ったラチッチ、デビュー戦の相手と互角の内容という初回だった。
2R、シングルで組み付きバックに回ったラチッチは、ポリティトが胸を合わせてきたところでテイクダウンに成功する。すぐにポリティオが立ち上がると、再びシングルで組む。スイッチで耐えて離れたポリティオが右を伸ばす。ラチッチは右フックを当て、ダブルレッグを切る。動きが明らかに落ちたポリティオが、ここでボディロックでテイクダウンに成功する。ラチッチも即スタンドに戻るが、続くダブルレッグで倒される。倒しても抑えるに至らない両者、すぐにスタンドに試合は転じ、今度はラチッチのシングルレッグによりテイクダウン→スクランブルを繰り返した。
最終回、前に出たラチッチが右フックをヒットする。さらに右オーバーハンドを当てて、シングルレッグへ、ダブルに切り替えバックに回り、ポリティオが正対するとボディロックでテイクダウンに成功する。スイッチで立ち上がろうとしたポリティオのバックに再び回ると、またも正面に回ってシングルへ。ダックアンダーから後方に引き込み、ラチッチを投げたポリティオ。直後に2人揃って立ち上がり、ラチッチが直後にシングルでテイクダウンに成功する。
ポリティオはここでガードを取ってスクランブルに持ち込めず、細かいパンチを打たれる。残り30秒になって立ちがったポリティオを肩の上に担いでスラムを決めたラチッチは、最後までバックコントールを続け試合はタイムアップに。
最終回はラチッチのラウンドだったが、最初の2つのラウンドはどのようにジャッジが判断したか。結果、スプリットでラチッチが判定勝ちを手にした。