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【UFC216】神技、空中腕十字=スープレックスアームバーでDJが11度防衛のUFC新記録樹立!!!!

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
Def.5R3分15秒by 腕十字
レイ・ボーグ(米国)

左ローを連続で入れて、前足を削っていくDJ。ボーグはチェックしているが、前に出ることができない。ハイを見せ、右ストレート当てたDJは左ミドルを突き刺す。続く左ミドルをキャッチしてきたボーグのバックに回った王者は、後方からパンチを入れ胸を合わせに来ると離れる。

ミドルを掴みにかかるボーグは、ここからシングルを仕掛けたが、肩に座ってパンチを入れるDJは余裕をもって対処する。そして、足を抜くとバックに回り込みパンチを打っていく。ボーグが再び胸を合わせてくると、ここで背中をマットにつけさせハーフからエルボーとDJは早くも盤石の試合展開に。

鉄槌、エルボーを落とすチャンピオンは肩固め、アメリカーナを狙いボーグに息つく暇を与えない。ギロチン狙いには足を抜いてパス、ヴァンフルーチョークからキムラと攻め続け、ボーグが必死で足を戻したところで初回をDJは戦い終えた。

2R、ボーグが飛びヒザで距離を詰めて即ダブルレッグへ。DJはケージを背負うも、体を入れ替える。ボーグは飛び乗ってギロチンを仕掛ける。手首を掴んで防いだDJを再びケージに押し込んだボーグはダブルレッグで尻餅をつかせることに成功する。さらに立ち上がって来るところで再び倒したボーグは、背中に飛び乗ってスタンドながらバックマウントへ。

DJは体を大きく揺すり、続いて捩じりながら、スラムしてガードの中に納まる。肩固め、マウントを伺う──と思いきや、DJは逆側に足を抜きパンチ、腕関節を狙う。ボーグがスクランブルに持ち込もうとすると正面かヒザ蹴りをボディに連続で入れる。ボーグはそれでも立ち上がるが、すぐに左腕を差されてテイクダウンを許す。ボーグのシングルをがぶり、ヒザを肩に入れつつバックに回ったDJは挑戦者が正面を向いてきたところで、再びボディにヒザを突き刺し、肩パンチで顔を攻撃する。健闘するボーグだが、この回もDJのモノとなった。

3R、ワンツーを入れたDJが、左ミドル。キャッチしたボーグはシングルレッグへ。またも肩に座って潰しに掛かる王者は、ロールにも対応しボーグをがぶる。引き込んだ挑戦者の足を払ってパスしたDJは、サイドからエルボー&鉄槌を落とし、足を戻されてもヒザをワキ腹に突き刺す。立ち上がったDJに対し、蹴り上げでパスを許さなかったボーグは、ギロチンに抱えたところでついにパスされる。

キムラを仕掛けつつ、エルボー、ブリッジにマウントを取ったDJはバックマウントへ移行する。スクランブルをすかして、トップキープからすぐに足を抜いてパスした王者は、ボーグが立ちあがると強烈なボディブックの連打からダブルレッグへ。ボーグのギロチンを受け止めて時間となった。

4R、ボーグは左フックを振ってダブルレッグ。大きく抱え上げてDJから2度目のテイクダウンを奪うと、今度はトップキープへ。DJは立ち上がり、シングルを切ってエルボーを打ち込む。頭を抱えるシーンも見せるようになったボーグに対し、ハーフからパンチ&エルボーを入れ、ワキ差しパス。スクランブルから立ち上がったボーグの腹にヒザを入れたDJは、ギロチン狙いをダックアンダー、バックに回り込む。後方からハイキックを見せたDJと胸を合わせたボーグは、防戦一方の状態が続く。

スラム気味にボディロックからテイクダウンを決めたチャンプが、サイドからニーインベリー、サイドに戻ってケージから遠ざかると腕十字を狙う。これははすっぽ抜け、ボーグがこの機に立ち上がるが、またもボディロックでマットに叩きつけられてしまう。キムラを仕掛けたDJは、単独防衛記録達成まで5分となった。

最終回、ハイクロッチから即テイクダウンを奪ったDJはサイドで抑え、エルボー。スクランブル狙いのボーグがシングルレッグからバックを狙うが、離れて左ミドル。続いてDJは右フックを見せて、即ダブルレッグを成功させる。サイド、マウントに入ったチャンピオンはバックコントロールへ。スクランブルで逃げる挑戦者のバックを取り、後方を大きく投げる──と思いきや、そのまま体を左にスライドさせる。支えを失い、空中に放り出され、背中からマットに落ちそうになったボーグ。DJはほぼ空中で腕十字に捉える。

左腕を伸ばされながら、懸命に耐えたボーグだが、ついにタップ。11度王座防衛のUFC新記録を創ったDJは「スープレックスアームバー」とフィニッシュについて呼んでいた。

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